a94 -岩田side- ページ4
・
乙「すいません、呼び止めたりして。」
「いや、別にいいんだけどさ。…なんで病院に？」
乙「あ、Aさんに会ってるわけじゃないです。
安心してください。」
「…………」
乙「…そんな、疑わないでください。
……目が、怖いっす。」
「あ、ごめん。」
乙「俺の母ちゃん、病気なんですよ。
そのお見舞いです。」
……病気？
「何の…？」
乙「珍しくもなんともないですよ。乳がんです。
…でも、だいぶ進行が進んでるみたいで」
・
乙「だから俺、母ちゃん連れて、北海道に戻ろうと思ってます。」
「…ほ、っかいどう？」
乙「母ちゃんの実家があるんすよ。
そこでゆっくり過ごさせてあげたいなって。」
「乙野、お前…… Aはどうするんだよ。」
乙「はい？だからその話は、先輩にお願いしたじゃないですか。」
・
だんだんと話し方が軽くなっていく乙野。
きっとつらい決断だったんだろう。
母親のために、そこまでできるなんて…
なんとなく、Aが乙野と仲良くなれたのが分かる気がする。
心が綺麗だ。
・
乙「仕方ないっすよ。俺、北海道ですよ？
Aは、俺の事なんてなんとも思って無いっすから。」
…そんな風に笑うなよ。
乙「…だから…。だからさ先輩。
Aは…
Aは任せた。」
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聖(プロフ) - すいません、pc壊れてて、更新できませんでした。 (2016年11月20日 16時) (
レス) id: a973d2e926 (このIDを非表示/違反報告)
聖(プロフ) - どうも、聖です！ 『愛風』、season3まで来れました。これからも、聖ともども、よろしくお願いします！！ (2016年9月19日 21時) (レス) id: a973d2e926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖 | 作成日時：2016年9月19日 21時
