ポケモントレーナーの文豪トリップ物語 ニンフィア！

53話｢行きたい所｣ ページ17

さーて前回余命宣告(?)された火憐だよー☆



それではレッツ質問(尋問)ターイム★





｢という訳で質問どうぞ｣

｢どういう訳???まあいいや。では単刀直入に聞こう。



………………君は………君達は、一体何者だい？｣



初っ端からその質問か。この場合はどう答えるのが正解かな………



｢私達が何者か………ですか。何でしょうね。自分でも分かりません。
一つだけ確実に言えるのは、この子達は私が命に変えてでも守りたい存在、ということですかね｣


この時私は気付かなかったが、無意識に三つ編みの所を指でクルクルしてた。


｢そういえば、その髪の色綺麗だよね。黄緑のメッシュも綺麗だ。染めたのかい？｣


｢………ｯ､､､いえ、この髪は地毛です。私は気に入ってるので、そう言ってくれると嬉しいです｣


｢ふーん……………｣



そっちから聞いてきたくせにその反応は無くね？

もしや、感づかれたか？



感づかれたところでまだ本当の事は言う気は無いけどね。



｢っと………私、行きたいところがあるんです。なのでこの辺で切り上げさせて貰っても？｣


行きたいところがあるのは事実。


｢そうかい。全然いいよ。先輩が奢ってあげるから安心し給え｣

｢太宰さんにとって奢るはツケると同義｣


｢うーん今日も今日とて毒舌｣


｢いいですよ、これくらい自分で払います｣

｢あれ、本当にいいのに｣


｢そうですか。ではお言葉に甘えて。
因みにそう言いつつツケる様でしたらどうなるか分かりますよね？｣ﾆｺ

｢ハイ………｣


高一女子にビビる成人男性ってなんだよ()





その後は何事もなくお支払いして、外に出る。

その流れでキヤナも出す。


『リィ〜〜フィ』ｸﾞｯ


うーん伸びてるキヤナちゃんも眼福耳福脳福((



｢ところで行きたい所ってどこだい？｣

｢すぐそこですよ｣



つーきーまーしーたー♪


私が行きたかったところとは………！


｢ここです｣

｢ほう………花屋か｣


そう、花屋さん！

部屋に飾りたくてね。うちの子達だけだと生き物以外無くて寂しかったの。

あと、もう一つ…………はいいや、今は。


欲しい花は決まってるんだよね。

えーと……………あったあった。



｢これください｣

｢はいよー｣




私が買ったのは…………綺麗なオレンジのジニアという花。



ーーーーーー

ジニアの花言葉:不在の友を思う、注意を怠るな、貴方の不在を悲しむ

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