ポケモントレーナーの文豪トリップ物語 イーブイ！

20話｢私だってやれるんだ！｣ ページ25

国木田さんがマルマインを蹴り飛ばし、取り押さえる。

｢一丁あがり〜｣ﾋｮｲ

いやあんた何もしてねぇだろ


ビリリダマは………よかった、ちゃんと止まってる。




そう安心したのも束の間……………

敦くんが急に倒れる。

｢ぶッ!!｣ﾋﾟｯ


あれ？


｢ピ？｣

｢ピィ？｣


｢｢｢あ｣｣｣



｢あああああああああッ!??｣


｢ちょ、ちょまっ!?｣

｢爆弾！爆弾！あと五秒!?｣




あぁもう！


体張れるほどの勇気は本来無いと思うんですけどね………!!


｢莫迦！｣


｢敦くん！そこどいて！早く!!｣


｢え、何!?｣

｢いいから！｣ｶﾞｯ


自分のパーカーを脱いで、それでビリリダマを包む。
そして机の下に放り込む！

｢でりゃさ!!｣


ﾋﾟｯ



………………


ｻｯ

｢ふいぃぃ……………疲れだｧｧｧ…………

んで？結果は如何程で？｣

｢へ？…………え？｣


｢やれやれ…………莫迦とは思っていたがこれほどとは｣

｢自サツ愛好家の才能があるね彼は

そして火憐ちゃん。何時から気付いていたんだい？｣

一瞬、太宰さんの目からハイライトが消える。


｢さぁ、何時でしょうね｣

｢ふーん｣


やっべぇ絶対これどっかで尋問タイムやんけ

｢ああーん兄様ぁ！
大丈夫でしたかぁぁ!?｣ｺﾞｷ

｢痛だっ!?｣


あー、あれはやべぇ、頑張れ。(他人事)



｢………………へ？｣


｢小僧、小娘。

恨むなら太宰を恨め
若しくは仕事斡旋人の選定を間違えた己を恨め｣


｢よしじゃあ太宰さん、髪の毛数本ください｣

｢何でだい!?もしかして………｣

｢あ、藁人形作るためなんで←｣


((ヤバいやつだわこれ))


｢………ｺﾞﾎﾝ
そういうことだよ敦君

つまりこれは一種のー−入社試験だね｣


｢入社……………試験？｣


｢その通りだ｣



おおーっとここで社長の御登場だァ!!

うーんイケおじ感あっていいね


｢社長｣

｢しゃ 社長!?｣


敦くんめっさ驚いてる。

｢そこの太宰めが“有能な若者らが居る”と云うゆえ
その魂の真贋試させてもらった｣


｢君達を社員に推薦したのだけれど

如何せん君は区の災害指定猛獣だし、
火憐ちゃんは戸籍が無い上に見たことの無い生き物を連れている。

保護すべきか社内でも揉めてね


で 社長の一声でこうなった と｣


え待って私戸籍無いの!?

｢で社長…………結果は？｣



敦くんは兎も角…………私どーだろ


ーーーーーーー

次回、ドキドキの結果発表！

是非見てくれよな！(何やってんだろコイツ)

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