ポケモントレーナーの文豪トリップ物語 イーブイ！

12話｢自分で決めたこと｣ ページ17

｢おい太宰！｣

｢ああ遅かったね。虎は捕まえたよ｣

｢その小僧は…………｣

｢虎に変身する異能力者。恐らく自覚が無かったんだろうね｣


太宰さんと国木田さんがそんな話をしているけど、今の私には聞こえちゃいなかった。



だって……………





倉庫の隅で震えてたんだもん。(だもんって何じゃ)


テンションある意味おかしい？そんなの知らん←







｢アイビー………エビネ………………出てきて………………｣


『イーブ？』『サーナ？』


｢ぁっ…………うぅっ………ｸﾞｽｯ｣

『イブブイブ!?』『サナッ!?』『ブスタッ!?』
(訳:急にどした!?)

｢あ、あぁ、ごめん。ただ……この世界で、本当にやっていけるかなって、不安になってきて………｣

『ブーイ………ブブーイブ！』
(訳:なーんだ………そんなこと！)


｢へ!?そ、そんなことって…………｣


『サナ、サナサーナ、サーナイ』
(訳:さっき決めたじゃないですか、この世界で生きていくって。)

｢………!!そうだね、そうじゃんか。自分で決めたことは貫き通してやるのが私だよ。

それに、置いてきちゃった真奈のためにも楽しんで生きていこう。｣


涙で少し視界が滲む。

それでも私は顔を上げて


｢ありがとう、皆。｣ﾆｺｯ

皆に笑いかける。




『ブ〜ス〜』

｢おうラベ。さっきはありがとうね｣

『ブスタッ♪』

｢ゴフッ…………我が人生に一片の悔いなし。←｣

『ブイーーーー!?!?』

ﾑｸｯ｢あ、まだ天使おったわ。推しを堪能しきるまでは生きよう｣


え、でも待って
まだ出てないブイズがいるから…………

私、死ぬわ。(死因:尊死)




そんな冗談はさておき……………




改めて宣言する。

私は、この世界で、生きていく。


決めた。もう、曲げない。



あ、そういや探偵社の人たち来とるんや会話どの辺かな………



｢ーーーーにする。あ、火憐ちゃんもね｣

｢へ？｣

え？ま、待って。今どういう話の流れでこうなった？



｢………話、聞いていなかったのかい？｣

｢え、はい。｣

｢ﾊｧ………君を、武装探偵社の社員にする！｣

｢は？｣

数秒の沈黙の後………



｢はァァァァァァァァァ!?!?!?｣



え、待ってなんで？ねぇなんで？

これが主人公の力？だとしたら不可抗力やんけ


まぁ何となく予想はしてたんだけども！


｢ｽｩ………ﾌｩ………ﾊｧ、わかりました。
では、これから宜しくお願いします！｣


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1151hitあざます

てか151やんけ(どうでもいい)

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