11話｢覚悟｣ ページ15
虎が………こっちに向かってくる…………
今の私を支配しているのはキャラの異能力見れて嬉しいみたいな興奮ではなく、倉庫での夜というための寒いなどでも無く、虎が迫ってくるという……
恐怖。
怖い。
動かなくてはと頭では分かっていても、体が動かない。
幾らポケモンが好きでも、
幾ら異能力が強くても、
本体はか弱い少女。
動かなければ死ぬと分かっていても、恐怖が体を支配する。
私はもう、此処で死ぬのかな……………
『スタッッ!!』
｢っ!!ラベ…!｣
この時だけ、周りの時間が遅いように感じた。
そうだよ、昨日も似たようなことあったけど、私はどうした？
折角こんな能力貰って、こんな世界に飛ばされたんだから、この世界でとことん楽しむしかないって、行ける所までやってやるって、決めたじゃないか！
やっぱり、怖い。
でも、もう諦めない。
この世界で生きていくって決めたんだ。
｢ラベ……!!｣
『ブスタ………!!』
｢“ほのおのうず”!!｣
『ブー………スタァァ!!!!』
虎の回りに炎が出現し…………
炎が渦となって虎を包み込む。
｢グルァァ!!｣
｢なっ!?これは………｣
今のうちに………!!
｢ラベ！｣
『ブスタ!!』
私はラベを抱え、太宰さんの方へ走る。
そして、太宰さんまであと10米位という時…………
｢グアァァ!!!!｣
虎が………炎の渦を抜け出した。
｢嘘…………もう何なの………？｣
｢火憐ちゃん｣
太宰さん………………
私は恐怖と疲れで喋る気力も無い。
｢よく頑張った。あとは任せたまえ。｣
｢は、はい………？｣
｢さて、虎に食い殺される最期というのも悪くないが…………………
君では私を殺せない。｣
太宰さんが手を伸ばし、虎の額に触れると
青白い光が広がり、虎は敦くんに戻った。
｢男と抱き合う趣味は………ないっ！｣ﾊﾞｯ
ひどっ
まあ私動く体力無いから何も出来ないんだけど。
ーーーーーーーーー
今回一旦ここまで〜
いつの間にか900hit超えてて遂に幻覚が見え始めたのかと思った←
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ささみふらい - 作者の戯言 其の四でフラン推し(箱推し)なの同じでちょっと嬉しかったです((( (2023年3月8日 23時) (
レス) @page38 id: cd65d3adba (このIDを非表示/違反報告)
ロア - おもしろいのであーる (2023年2月23日 22時) (レス) @page20 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ(プロフ) - ポケモン強すぎる！コレが本当の猛獣使い？！なんかツイステの監督生みたい笑 (2023年2月20日 12時) (レス) @page36 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ(プロフ) - カナリアさん質問に答えてくださってありがとうございます！ (2023年1月20日 10時) (レス) @page16 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ(プロフ) - あの、サーナイト以外のメガ進化ポケモンはメガ進化の石は要らないんですか？あとシルヴァディと言うポケモンなんですが不思議な道具が必要見たいで夢主ちゃんは持って無かったんですけど大丈夫ですか？ (2023年1月19日 12時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリア#ブイズらぶ | 作成日時：2023年1月3日 11時
