自暴自棄少女

四滴 ページ5

そう言えば、不死川さん。私を助けてくれた時や任務後に手から血流してたな…この前鬼が言ってた｢稀血｣で、強くなれるのかな…？

そんなことを考えながら、私は森で修行したり、鬼に対抗する策を考えてた。そして、冨岡さんにお願いして、最終選別の日程などを教えて貰った。有難いことに刀も用意してもらった。
…もちろん、不死川さんには、内緒で。

遂に本番の日がやってきた。

『不死川さん、私遠出して仕事に行ってきます。1週間後に帰ってきます。』

実｢1週間も働くのかァ。(まあ、この屋敷を出ていくには金も必要だろ)気をつけてなァ。｣

何とか、上手く誤魔化すことが出来き、私は最終選別に向かった。

『うわ…綺麗な藤の花…本当にここかな』

こんな所で最終選別が行われるとは思っていなかった。そして、続々と志願者がやってくる。
そして、2人のお人形さんのような女の子達が最終選別の説明をする。

冨岡さんが言ってたことと大体同じだった。
7日間生き残ること。鬼と戦わなければならないこと。

とりあえず、体力と筋力は、自信がある。柱である冨岡さんや不死川さんと同等ぐらいだった。(喧嘩して、追いかけ回された時に測定済み)

問題は、鬼が切れるかどうかだ。
自己流で来たがそこが唯一の問題点だ。

｢｢…では行ってらっしゃいませ。｣｣

お人形さんの2人の合図で出発する。

ここから、地獄の7日間が始まったのだ。

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