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二十四滴 ページ26

目を開けると天井が見えた。
ベットの上には、寄りかかった炭治郎と善逸。
そして、床で大の字で寝てる伊之助。

多分、あの後この3人が運んでくれたんだろう。
3人とも怪我をしてるものの手当は丁寧にされており、回復していた。

一方で、私は腕に点滴が刺されていたであろう跡が、多々あった。

一体どれくらい寝てたのだろう。

炭治郎たちを起こさないようにゆっくり体を起こす。
立ち上がった時、少しフラフラしたが歩けるだろう。

『胡蝶さんの部屋何処だろ…』

そう思いながら、光が漏れている部屋に向かった。

その部屋には、胡蝶さんと師範がいた。

『…こちょ』

し「にしても、本当に4人とも生き残ってよかったですね。Aさんを抱えて帰ってきた時、肝が冷えましたが」

実「アァ、あれでもっと失っていたと考えるとゾッとする」

し「戦力はこれ以上失えませんからね。空いてしまった席をどうするか…」

失う?

空いた?

誰を失ったの?

嫌な予感しかしない。

私は、無意識に戸に手をかけていた。

し「あら?誰で…ってAさん!?いつ目を!?というか歩いて来たのですか!?」

胡蝶さんは、心配して駆けつけてきた。
師範は、驚いてことばが出ない感じだった。

『…失ったって誰ですか?』

本当は、聞きたくない。

答えは、もう出ているようなものだ。

けど、聞かないと、これ以上失いたくない。

し「…煉獄さんが、亡くなられました。」

話を聞くと私が結界をはった後に上弦の参に殺られたらしい。

『私が…判断を間違えたから…あの時、体力を温存して、煉獄さんを援護していたら、』

私が

私が!!

実「A」

私は師範に初めて、名前を呼ばれてはっとする。

実「Aは、間違ってなんかいねェ。もし結界が無ければアイツは死んでたァ」

師範は、私を抱き寄せ

実「よく頑張ったァ。悔しかったら、もっと強くなれェ。俺がつきてる。」

その言葉に縋り付くかのように、私は泣き、眠りについた。

二十五滴→←お礼



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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柚木夏紗 - 二十二滴の話が非表示になってますよ!!話が飛んでしまいます!! (2020年3月9日 5時) (レス) id: 73f9f96d98 (このIDを非表示/違反報告)
ショコ(プロフ) - すみません、二十二滴の話が非表示になってますよ (2020年3月8日 19時) (レス) id: 46d689b6ff (このIDを非表示/違反報告)
きらー(プロフ) - 蒼さん» 勉強不足でごめんなさい!ご指摘ありがとうございます! (2020年2月11日 9時) (レス) id: 076b2bbeaf (このIDを非表示/違反報告)
- 全集中の呼吸を誤解されているようです; 刀から実際に水が出ているのではなくて、技の動きなどからまるで水のように見せているだけなのです! (2020年2月10日 22時) (レス) id: 26deb3f74c (このIDを非表示/違反報告)
きらー(プロフ) - 夢世_yumese_さん» ありがとうございます! (2020年2月10日 20時) (レス) id: 076b2bbeaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きらー | 作成日時:2020年2月9日 22時

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