自暴自棄少女

十七滴 ページ18

にしても怪我に全然気づかなかった…
私の痛覚は、

胡｢Aさんは、痛覚を感じないのですか？｣

『…同じこと考えてました。けど、この前の師範からのゲンコツは痛かったです』

胡『では、戦闘中に神経が切れてるのかも知れませんね。』

それは、厄介だ。怪我しても気づかずに戦い続けるということだ。…まあ、逆にずっと戦える。いいことかもしれない。

ぱちぱち…

？誰が拍手を…

｢｢｢｢｢｢｢｢｢『御館様！！』｣｣｣｣｣｣｣｣｣

御｢凄いね。杏寿郎もAも。｣

煉｢有り難きお言葉、感謝致します。｣

そう煉獄さんが言うと、御館様は、私と煉獄さんの頭に手を乗せ、撫でてくれた。

御｢ふふふ、本当に強くなったね。私は嬉しいよ。｣

そう微笑まれて、撫でられる。私と煉獄さんは、顔を真っ赤にしていた。

子供…というか、私は18歳、煉獄さんは20歳の大人が頭を撫でられるのだ。嬉しいが、小っ恥ずかしい…！

御｢そこで、提案なのだけれども。今度の任務、杏寿郎とAに頼んでもいいかな？実弥以外にも任務に行くと勉強になるだろう。｣

と言い、師範に首を傾げる。

実｢はい。御館様が仰るなら。｣

そう言って、御館様は｢頼んだよ｣と仰った。

そう言えば、御館様に聞かなければならない事があったのだった。

『あの！御館様、お尋ねしたいことがあります！』

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