兎と仔犬 (ページ41)

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ケンヒョンと分かれた後、今度はセブチと遭遇。

セブチとは何度か歌番組で共演して、最近97lineのメンバーと仲良くさせてもらっている。

MG「この前は楽しかったね」

JK「うん。また行こう」

この前セブチのミンギュ、ソクミン、GOT7のユギュムでご飯に行った。
来れないメンバーもいたけど、楽しかった。

DK「だね～…あ、Aさん！」

ソクミンの視線を追うと、俺たちの後ろで「私もいます！！」と無言でアピールするA。

俺がミンギュ達と出かけてくると言った時は、荒れていた。

私も連れてけって。

「私も97lineなんです！あ、Aです。よろしくお願いします！」

ソクミナに気づいてもらったAは、それはまぁ嬉しそうに目をキラキラさせている。

すでにオープンマインド。

DK「そうだよね！Aさんも97lineだ！なのに話すの初めましてだね(笑)」

「本当ですね！うちのジョングクがお世話になってます。私も良かったら仲良くしてください！」

そう言ってミンギュやソクミン、ハオと握手をしようとするA。

目を細めて笑うAを見て、ミンギュは固まっている。

なんか、嫌な予感………

MG「もちろん！！」

JK「駄目だよ。Aは」

やってしまった…

反射的にAの前に入って、手を払ってしまった。

T8「わぉ」

「もー、なんてことすんの！」

Aはぷんすか怒っている。

JK「ほら…お前、さっきトイレ行ったじゃん。ちゃんと手洗ってないんじゃないかと思って。ミンギュ達の手が汚れたら困るだろ？」

「ちゃんと洗ったし！石鹸もつけて！お花の香りだわ！ほらっ」

JK「あっぶな！見た？今殴られる所だった。こいつ筋肉仔犬だからさ、近よんない方が良いよ？」

「うざ、本当にうざい！！」

JK「うぐっ、やめろって…」

気づけばAと俺とで取っ組み合いのケンカ。

armyからはきゃー♡なんて歓声が上がっている。

T8「やっぱり仲良いね(笑)」

JN「こら！こんな所で喧嘩しない！」

それからジニヒョンにこっ酷く叱られた俺たちは、引きずられるようにその場を後にした。

「せっかく私も97lineに入れると思ったのに…」

やっぱり怒っているA。

JK「ごめんって」

ションボリするAに対する罪悪感と、ほっとする感情でごちゃ混ぜになった。