兎と仔犬 (ページ39)

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V「え？ジョングク…どうしたの？そんな怖い顔して…」

JK「宿舎でなにやってんですか……ヒョン！無理矢理襲うだなんて！！」

V「はぁ？おい！ちょ、待て待て！！痛い！」

いきなり部屋に入ってきたと思ったら、ずんずん俺のところにやってきて胸元を掴んで押し倒してきた。

顔は真っ赤。なに、この子、めっちゃ怒ってるんですけど！！

V「嫌がるもなにも、Aから頼まれてやってるんですけど！」

JK「それでもやっていいことと、ダメなことがありますよ！」

「ちょっと！オッパにピアス開けてもらおうと思ったの！」

JK「ピアス…？」

やっと状況が飲み込めたのか、ますます顔を赤くさせるジョングク。

V「何してると思ったの？変なこと考えてたでしょ」

「変なことって？」

JK「Aは知らなくて良い！！すみません。たまたま通りかかったら声が聞こえて…その、てっきり…はい」

V「俺がそんなことするわけないでしょ！まぁ、それは置いておいて…Aピアス開けたいんだって」

JK「まじで？注射も嫌なのに？大丈夫なの？」

「めっちゃ怖い～けど、オッパやジョングクみたいにピアスつけたいし…テヒョニオッパ！今度こそお願いします！」

JK「A、俺もついてるから」

そう言うと、ジョングクはAの手を握って同じように緊張し始めた。

出産かよ。

V「行くよー。はい」

ガシャンッ

V「終わったよ。ね？痛くなかったでしょ？」

「はい！うお～これで私も大人の女って感じですね！」

JK「それはどうだか」

V「はい。これあげる。しばらく付けっ放しにしててね？」

「オッパのピアスだ～！ありがとうございます」

JK「良かったな。今度ピアス買いに行こ」

「うん！」

俺のピアスをつけてご機嫌なA。

こうしてAの耳にピアスホールが開きました。

…………
JM「へ～！そんなことがあったんだ。それにしても…ぷっ。勘違いしたジョングク可愛いな(笑)」

V「まじで、殴られるかと思った」

「そういえば、あの時なんであんなに怒ってたの？」

JM「だからAは知らなくて良いって」

「えー」

V「ね、なんで俺に開けるの頼んだの？ずっと聞きたかったんだよね」

「オッパなら絶対上手くやってくれるし、1番信頼してるから」

V「やばい…泣きそう。大好き！」