兎と仔犬 (ページ38)

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JM「あれ、そのピアス買ったの？」

「いえ！これはarmyちゃんからのプレゼントです！」

JM「可愛いね！似合ってる。そういえば、Aって、いつピアス開けたんだっけ？」

「デビューしてすぐだったような…」

V「俺が開けたんだよ！もう、大変だったんだから！今でも覚えてる」

……………

コンコン

V「はいよー。お、A。どうした？」

「オッパにお願いがあります……私の耳に穴を開けてください！！」

V「Aの耳に穴！？それはどういう…あ！！ピアスのこと？」

「はい！！！」

その頃はまだ拙い韓国語だったAが、ピアッサーを片手にやってきた。

その時のAの表情と言ったら…

これから戦いに行きますみたいな感じ。

V「耳たぶで良い？」

「はい。両耳に１つずつ」

俺のベットに座るよう促すと、背筋をピーンと伸ばして身体を強張らせている。

そっか、Aは注射とか痛いの苦手なんだった…

V「なんでピアス開けようと思ったの？」

「オッパ達もジョングクも、皆んな開けてるじゃないですか。いいなぁーって」

照れたように話すA。

うん。めっちゃ可愛い。

これはオッパとして、一肌脱がなければ…

V「よし、行くよ…」

「ちょ、ん、待って！！痛い…」

V「え？まだ入れただけだよ。動かしてないし…」

「どうしよ、ん～やっぱり、怖くなってきた」

V「初めは皆んな怖いの。大丈夫だから。すぐ痛みは消える。よし、行くよ？」

「あ、待って！！」

V「もう待てないってば！」

ドン！！！