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ソナ「あ、ジョングク！おはよう」
JK「おはよう。こんな早くにごめんね」
昨日、練習室で会えないかとソナヌナに連絡した。
ソナ「ううん。大丈夫！それに、誘ってくれて嬉しかったよ」
そう言って微笑むソナヌナは、豪快に笑うAと違って、上品な大人の女性って感じだ。
ソナ「どうしたの？そんな怖い顔して(笑)」
JK「ヌナ…昨日、Aが階段から落ちて怪我したんだ」
ソナ「え！？本当に？あのAが階段から落ちるだなんて…何があったんだろ…怪我は大丈夫？」
JK「怪我は肋骨にヒビが入ったのと、足首の捻挫くらいかな。ヌナ……何があったか本当は知ってるんだよね？テヒョニヒョンから聞いたよ、ソナヌナがAを呼び出したって」
昨日聞いたことを伝えると、目を大きく見開いて「私は何もしてない！」と言い出した。
JK「そっか…俺さ、馬鹿なことしたんだ。Aは素直で何にでも一生懸命で、メンバーやスタッフや周りの人達を誰よりも大切にするやつなんだよ。そんなAがソナヌナに嫌がらせするはずないんだよ…いや、あいつ馬鹿だから。できるわけないんだよ」
ソナ「…そんなの、作ってるだけかもしれないじゃん…」
JK「悪いけど、あいつは俺のこと信じてくれたんだ。だから俺もAのこと信じる」
ダンスも歌もスランプで倒れそうな時、Aが奮い立たせてくれた。
大丈夫、ジョングクならできるって信じてくれたんだ。
ソナ「なんで…なんで、あの子ばっかり！！！私はあの子よりも皆んなと一緒にいる価値があるよ？絶対に」
価値？なんだそれ…
そんなものいらないでしょ。
JK「ヌナ、俺たちメンバーはもう家族なんだよ。誰にも壊させない。Aも俺たちの家族。それは変わらないよ」
それからソナヌナは何も言えなくなったのか、大号泣し始めた。
ソナ「許して、私、ジョングクいないとダメなんだよ…」
JK「ごめん、もう無理だよ。ヌナのこと信じられない。それに、謝る相手は俺じゃないでしょ」
さらに声を上げて泣き始めたソナヌナは、Aよりもずーっと年下に見えた。
Aを信じられなかった自分と、自分が信じていたソナヌナが酷いことをしていたという事実に肩がどっと重くなる。
JK「あ、ソナヌナ、あれ返して…」
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年12月9日 19時
