兎と仔犬 (ページ3)

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RM side

仕事が終わり、宿舎でのんびりしている。

ジョングクとテヒョナ辺りはAの家に行ってるのかな…

Aは一応女の子だし、部屋数も少なくてどうしても誰かと相部屋になっちゃうから、俺たちとは別で隣にAの家を借りている。
※引っ越す前です！！

V「ただいま～。ヒョーン、またグクとAが喧嘩したよ～」

やっぱりAの部屋に遊びに行っていたテヒョナが、やれやれといった様子で帰ってきた。

RM「今度はどうしたの？」

V「またグクがAのアイス勝手に食べたんだって。しかも期間限定のダッツ様」

Aの家にはもちろんA専用の冷蔵庫があって、その中には大好物のアイスが入っている。

誰かに食べられたくないから自分の冷蔵庫に入れているのに、グクは遊びに行っては勝手に食べてAを怒らせている。

Aにちょっかいをかけたいのか、構って欲しいのかわからないけど。

JK「ただいま～」

RM「またAと喧嘩したんだって？」

JK「うん。アイス食べたくらいでめっちゃ怒るんですよ、あいつ…」

V「あのアイス期間限定だろ？もう生産してないからコンビニ巡ってやっと見つけたんだぞ～そりゃ怒るって」

RM「で、仲直りしてきたか？」

JK「いや、出てけって追い出されたから…」

はぁ、長くならなきゃいいけど…

ー次の日

JK「A…」

「なに、わがままジョングクくん」

JK「なんだよ、せっかく謝ろうと思ったのに」

「なに、そのせっかくって。どんだけ上から目線なの」

JK「本当、お前可愛くないよな！！」

「は！？」

SG「もう、お前らうるさい！！黙れ」

「「はい…」」

お互い素直じゃないからヒートアップ。

2人ともユンギヒョンに怒られてしょんぼりしている。

リーダーが一肌脱がなきゃダメか…

練習後、話をしようとAの家に行くと、しばらくしてグクもやってきた。

手にはダッツ様が沢山入った袋。

「あれ、グク…なに」

JK「これ、買ってきた」

「探してたアイスと新商品！……うわぁ…ありがとう。しょうがない。グクにも分けてあげるよ。」

JK「いや、俺が買ってきたんだし。でも、ありがと」

数時間前までは口も聞かずに喧嘩してたのに、今は楽しそうに話している。

「あ、オッパも食べよ？」

RM「う、うん」

ふぅ、一肌脱ぐ必要なんてなかったな…

喧嘩するほど仲が良い。