兎と仔犬 (ページ14)

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V side

V「Aの家に行ってくるね」

SG「いってら」

手にはコンビニで見つけた新作のアイス。

チョコクッキーでバニラアイスをサンドしてあるらしい。

2つ買ったから、Aと一緒に食べよう。

後でAの家に行くって伝えておいたから、玄関の鍵は開けてくれているはずだ。

あ、やっぱり開いてた。

あれ、グクの靴…あいつも来てたのか。

しまったな…ジョングクの分のアイスないわ。

仕方ない、こっそり冷蔵庫に入れておいてグクが帰ったら2人で食べるか。

これはAと俺で食べるって決めたからさ！！

V「え………待って…」

リビングに入ると自然と目に入ってきた光景で声を失う。

Aの頬に手を添えるジョングク。

2人の距離は数センチ。

キスしてる………

何も考えられなくて、思わずAの家を出てしまった。

いや、2人が仲良しなのは知ってる。

信頼しあっているのも。

2人はいつも一緒だ。

でも、今まで「メンバー」
その線を越える事はなかった。

それなのに……

SG「あれ、もう帰ってきたのか？どうした？そんな怖い顔して」

V「ヒョン、どうしよう……ジョングクとA、付き合ってるみたい…」

SG「はぁ！？ないだろ、ないない。どうした？忙しすぎて頭おかしくなった？寝たら？」

V「そうじゃなくって！！見たんだよ、この目で…グクが…Aのほっぺに手をこうやって、顔をこう…」

SG「おい、待て、わかったから。なんで俺で実演する！？わかったって！近い、近い！！」

JM「何、喧嘩？って、えぇええええ！！！ヒョン達何やってるの！？」

V「あ、ジミナ…Aとジョングクがこうやって、キスを…」

JM「え？グクとAがどうしたって？」

V「だからぁ！キスしてたの！！！」

JM「はあぁぁぁぁぁぁ！？」

RM「どうした！！」

JH「部屋まで叫び声聞こえたけど！！」

JN「あれ、なんでユンギはぐったりしてんの？」

YG「いろいろありすぎて疲れた…」

RM「テヒョンもジミン落ち着いて…深呼吸、すーはー…OK？で、どうしたって？」

V.JM「「ジョングクとAがキスしてた」」

RM.JH.JN「「「はぁぁぁぁぁあ！？」」」

……………

「なんか…隣煩くない？」

JK「ヒョン達またゲームでもしてるんでしょ。ほら、A、もう一回」

「ん…」