隠された気持ちは ページ18
「えー、埼玉県リコピンさんからです。『�睫擇�ん、有岡くん、こんばんしゃく！もうすぐバレンタインですね。贈り物にはそれぞれ意味があるといわれていますが、バレンタインに送るスイーツも同様で、何をあげるかによって意味が変わってくるのを知っていますか？代表的なものだとカップケーキは"あなたは特別な人"という意味があるのに対して、クッキーは"友達でいよう"という意味があるそうです。マイナスな意味のものもあるので何かを渡す時には気をつけようと思いました。』だそうです。」
「んー、リコピンさんありがとうございます！�睫效里辰討拭�」
「ぜんっぜん！今初めて知った」
「あ、ほんと？俺は聞いた事あるよー。どれが何とか、細かいことまでは知らなかったけど！」
「え、まじ？結構有名な話なのかなー。……なんかやだね、バレンタインもらって喜んでたらそれがマイナスな意味の物だったりしたら。」
「そうだねー、まあ相手もそんなこと知らずに渡してそうだけど！逆に気になってる人からカップケーキとかもらっちゃったらドキドキするね！」
バレンタインのスイーツにまで意味があるなんて知らなかった。ラジオの収録終わり、今日のお便りの内容が気になって調べてみる。
「うわっ！マシュマロとか"あなたが嫌いです"って意味なの？！こわ！」
「なになに？今日の話気になっちゃったの？」
「あ、有岡くん。そうそう、こんな話聞いたらホワイトデーのお返しとかも気をつけなきゃいけないよな」
「まあねー、でも知らないか気にしてない人がほとんどなんじゃない？俺も知ってはいたけどそこまで気にしてないもん。」
「まあそういうもんか……。てかもうなんだかんだ再来週にはバレンタインだもんなー！また現場でもチョコ祭りが始まるのか……。」
学生時代は誰が何個貰ったとか仲間同士で競い合ったりその日になったらソワソワしてたもんだけど、もうこの歳になるとなあ……。彼女でもいれば別なのかもしれないけど、生憎今は独り身だ。
バレンタインシーズンには現場の差し入れもチョコが多くなるし、スタッフさんや共演者の方に義理チョコをもらうことも多い。
正直甘いものがあまり得意でない俺にとってこのシーズンはあまり好きではないのだ。
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