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彼の言葉で、この場が凍りついてしまうのではないかと思うほどの空気になる。
隣にいる宇髄でさえも、 最近の若者は怖ぇなと心底思っていた。
対して、時透の目線の先にいる隊士は 言われた直後は怯んだものの、一向に自身の手で掴んでいるAの腕を離そうとしなかった。
そして
「こ、これは俺と彼女の問題ですよね？
柱であるお二人には関係ない事ではありませんか？
俺が彼女にどんな風に気持ちを伝えようが、口出しする権利はないのでは？」
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挑発的にそう言ったのだ。
宇「……まぁ、お前がAにどう気持ちを伝えようが俺たちは知ったこっちゃねぇな」
「っそうですよね、なら…」
宇「だがな、Aにそんな顔をさせてる時点で黙って見過ごす訳にはいかねぇのよ」
宇髄にそう言われた隊士は再び言葉を詰まらせる。
まだ懲りずにどうにかして自分を正当化しようとするつもりなのは見れば分かり、宇髄はため息をついた。
一方、Aは黙ることしかできなかった。
自分の揉め事に宇髄と時透の二人を巻き込んでしまった事に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
もはや先程隊士に伝えられた恋心など、頭から抜けてしまう程、不甲斐ない気持ちで埋め尽くされていたのだ。
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「……っ、何と言おうと、お二人には関係…」
時「…煩いな、そんな戯言はもう聞き飽きたよ」
「なっ……」
時「こんなくだらない事する暇があるなら
少しは彼女に見合う為の努力をしたらどうかな、
隊士としても未熟なのに色恋沙汰に夢中になって自分の気持ちを押し付けることしかできない君の事を
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僕は彼女に見合う隊士だとは思わないんだけど」
『っ…！』
時透様はあくまでも困っていた私を助ける為に言ってくださっているだけで
その言葉にきっと 深い意味など無いのだろう。
分かっている。分かっているけれど、それでも
心の底から慕っている時透にそんなふうに言って貰える事が Aにとっては考えられないくらい嬉しかった。
鋭い目付きの時透にそう言われ、
怖気付いた隊士はようやく、Aの腕を離した。
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時「……早く行けば？」
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そう言われた瞬間、隊士は怯えながらも逃げるようにその場を去っていってしまった。
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霞柱を怒らせないようにしようと
宇髄はこの瞬間に誓ったのだった。
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むいむい - こちらの続編、素直になれないにも程があるが読めません。 (4月10日 14時) (
レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - うあ、すきだぁ…。むねがきゅってなった…！ (10月20日 16時) (レス) @page50 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - お疲れ様でした！！！完結してしまうのは寂しいですが新作も楽しみにしております！！絶対見ます！！！ (7月22日 20時) (レス) @page49 id: e6271faca4 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - お疲れ様でした！更新されるのが毎回楽しみで完結しちゃうのがすごく寂しいです😭このお話が大好きです！新作楽しみにしてます☺️ (7月22日 16時) (レス) id: 2d55ef8bd0 (このIDを非表示/違反報告)
koto。。。(プロフ) - お疲れ様です！完結しちゃったのは寂しい部分もありますが、凄く面白かったです！良かったらですけど、番外編？みたいなのを作ってほしいです！最後までドキドキしました！😍 (7月22日 16時) (レス) @page49 id: a5fd6f2b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠乃 | 作成日時：2023年6月4日 23時
