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『だ、から……本当に少しだけ仲良くなれただけなんです…』


宇「ほぉ〜……?そういう風には見えなかったけどなぁ」


『いや、えと、ほんとに無一郎様は』


甘「っ〜〜下の名前で呼んでる!可愛いっっ……」


『っもう、からかわないで下さい……!』








顔の熱を必死に冷まして、蝶屋敷に戻ろうと足を進めようとして振り返るとこちらを微笑ましそうに見守る蜜璃様と宇髄様、しのぶ様の姿があった



その三人の様子を見れば


先程の会話も聞かれていたということは容易に察することができた


案の定、宇髄様も蜜璃様もこの調子である









宇「いや〜〜驚いたな、時透があんな事言うなんて


色恋沙汰には微塵も興味ありませんって感じなのに」



甘「やっぱり男の子ね……!可愛いわぁ……!」



『……無一郎様は、私にそんな感情は無いですよ、きっと』



胡「私はそうは思いませんけどねぇ…」



『誰にでも優しいですから、彼は……』



宇「……そうか?時透って優しかったっけ?」



『優しいです!!本当に!!優しいです!!』



宇「好きな人通り越して信者じゃねぇか」






胡「時透くんの事になると凄く謙虚になりますし、とんでもない馬鹿になりますからね、Aは」





『し、しのぶ様言い過ぎです…』






甘「馬鹿になっちゃうくらい好きって気持ちが強いって事だからいい事なのよ!


でも上手くいってるみたいで安心したぁ…伊黒さんも凄く心配していたから報告しなくちゃ!」


『は、恥ずかしいので内密にして下さい……!』





…上手くいっている、と思っていいのだろうか




誰にでも優しいというのは事実で、私にだけあんな風にしてくれているのではないだろう。




…みんなに優しい、そんな所にも惹かれたけど


自分で言いながら心が痛むな









宇「……つーか、敬語で話すの辞めたのに様付けはどうなんだ?」



『え』



甘「確かに……せっかく名前呼びで敬語も外れたのに…


Aちゃん、次会った時は 無一郎くん って呼びましょ!



『……え、いや、無理です…』



甘「きっと無一郎くんも喜ぶわ!!」


宇「はい、練習練習ー」


胡「私を時透くんだと思って呼んでみてください!」



『無理ですからぁ……!!!』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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むいむい - こちらの続編、素直になれないにも程があるが読めません。 (4月10日 14時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - うあ、すきだぁ…。むねがきゅってなった…! (10月20日 16時) (レス) @page50 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - お疲れ様でした!!!完結してしまうのは寂しいですが新作も楽しみにしております!!絶対見ます!!! (7月22日 20時) (レス) @page49 id: e6271faca4 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - お疲れ様でした!更新されるのが毎回楽しみで完結しちゃうのがすごく寂しいです😭このお話が大好きです!新作楽しみにしてます☺️ (7月22日 16時) (レス) id: 2d55ef8bd0 (このIDを非表示/違反報告)
koto。。。(プロフ) - お疲れ様です!完結しちゃったのは寂しい部分もありますが、凄く面白かったです!良かったらですけど、番外編?みたいなのを作ってほしいです!最後までドキドキしました!😍 (7月22日 16時) (レス) @page49 id: a5fd6f2b2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠乃 | 作成日時:2023年6月4日 23時

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