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『しのぶ様っ……変ではありませんか…?』


胡「ふふ、……よく似合っています、綺麗ですよ」












鏡越しで普段よりも化粧に力を入れ、上品な着物を身に纏った自分を見ながら、気持ちを落ち着かせることに必死だった


























____『…アオイちゃん……今、なんて……?』






____ア「ですから、




三日後の正午、迎えに来ると、__時透様から」

























最初は頭が追いつかなかった


決して期待していなかったわけではないけれど、

柱である彼は日々の任務で忙しいという事はまず間違いないし

時透様からしたら最近知り合ったばかりの一人の隊士との約束など忘れられてしまっていても仕方がないと思っていたから



アオイちゃんからその伝言を聞いた日から私はずっと上の空だったと思う






すみちゃん達曰く、長期任務から帰ってきたしのぶ様が私の様子を見て大体の状況を察し、微笑ましそうにしていたという












す「時透様がお見えになりました!!」

すみちゃんがそうニコニコしながら報告しに来ると同時に、私の心臓は一気に早くなる


胡「さ、行きましょうか!」

『は、はい』







しのぶ様が私の手を優しく引いて歩き出す

時透様が待つ屋敷の門へと向かうが

近づいていく度に、私の中ではどんどん不安な気持ちが強まり、思わず口を開いた



『……しのぶ様、私こんなに幸せになってしまっていいのでしょうか…まだまだ未熟で、時透様の隣を歩いていいような隊士では』


胡「それ以上言ったら怒りますよ、A」



『っでも……』



胡「…Aは私の自慢の隊士ですよ。


貴方は誰よりも努力家で十分立派です。私が断言します。





……それに、今日は鬼殺隊の隊士としてではなく、一人の女の子として 楽しんできてください」





そう言って優しく微笑むしのぶ様に、思わず涙腺が緩むがグッと堪える



目の前には蝶屋敷の門


そこに居た時透様がこちらに気づいた






『…と、時透様、お待たせしてしまってすみません』


時「…ううん、全然待ってないよ」




…顔が、上手く見れない

緊張して手が震える





胡「どうです時透くん、

A、似合っているでしょう?」



『ちょ、しのぶ様……っ!』

















































時「……はい、凄く似合ってます」

















もう本当に、心臓がおかしくなってしまいそうだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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むいむい - こちらの続編、素直になれないにも程があるが読めません。 (4月10日 14時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - うあ、すきだぁ…。むねがきゅってなった…! (10月20日 16時) (レス) @page50 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - お疲れ様でした!!!完結してしまうのは寂しいですが新作も楽しみにしております!!絶対見ます!!! (7月22日 20時) (レス) @page49 id: e6271faca4 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - お疲れ様でした!更新されるのが毎回楽しみで完結しちゃうのがすごく寂しいです😭このお話が大好きです!新作楽しみにしてます☺️ (7月22日 16時) (レス) id: 2d55ef8bd0 (このIDを非表示/違反報告)
koto。。。(プロフ) - お疲れ様です!完結しちゃったのは寂しい部分もありますが、凄く面白かったです!良かったらですけど、番外編?みたいなのを作ってほしいです!最後までドキドキしました!😍 (7月22日 16時) (レス) @page49 id: a5fd6f2b2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠乃 | 作成日時:2023年6月4日 23時

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