僕らの天才PDニム5 (ページ32)

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LK side

声をかけられた時、正直焦った

いつ彼女が戻ってくるのか、これを見たら？

ずっと応援してくれている人たちがいるから

夢を叶えられて、次のステージに進めることもわかっている

でも、今はリノではなく、ただのミンホとして

彼女との時間を楽しんでいたのも事実で

ああ、どうしたらいいんだと思う

と同時に、扉が開いて彼女と目が合う

が、声をかけられる状態ではなくて

知らない人のように歩いて行ってしまう彼女

その行動が悲しくて、今すぐにでも隣に行きたくて

ああ、ただのイ・ミンホとして

彼女に惹かれていた、好いているんだとわかった

ファンの人にもお礼を言い、感謝を伝える

お店の中に入るのを見てから、走って彼女を追った

耳から流れてくる曲はBy your side

彼女が作った曲と知ってからよく聴いていた

‘恋しい君が僕を見て笑った笑顔も全部覚えている’

‘絶対に手放すことができないのに’

聞こえてくる歌詞に足を止める

手放したくないと自覚してしまった自分

事務所、契約、メンバー、ファンのこと

彼女は自分のことをどう思うのだろうか

‘音のない歌になりそうだ’

彼女がいないともう、、俺は、、

そう思って走った