僕らの天才PDニム8

新たな世界へ ページ5

Aside


あれから1週間が経った


恐ろしく月日が経つの早かったな、ああいつもか


弟の運転で仁川へ向かう、


流れる曲はチャニ達が作った曲で


『このアーティスト好きなの？』


「うん、最近人気出てきるしこの曲調や歌詞が好きすぎて」


え、あなた私の作った曲とかに一切の興味持ってないよね？


なんかムカつくと思いつつ


有名になっていく8人がなぜか私の中で誇らしくて


「向こう着いたら連絡して」と珍しい言葉


『え、何。怖いんだけど』と言ってしまう


「うざ、しばらく会えないんだから」


あれ、弟ってこんなに可愛かったか？


車を降りてキャリーを下ろしてもらう、2つもあると重い


「元気で、気をつけて」


そう言ってちょっと大きくなった背中で帰っていった


荷物を預けて、まだ搭乗まで2時間くらいはあるから


お腹でも満たそうと思って、お店を探す


着信 ヘムチ🐯


『よぼ「なあ、どこにいんの？」


なんでいつも彼らは挨拶にかぶせてくるのか


『どこでしょう』


「空港のどこ？」


と言われて思わずギョッとして周りを見渡す


「あ、いたいた」と言って切れる電話


「A！！」と聞こえて振り返ると

　→←　

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す