僕らの天才PDニム8

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LK side


次がない世界があることを知った


だからこそ今日彼女にあったら言いたいことは全て


ストレートに伝えようと思って伝えた


急に泣き出すA、顔を隠そうとするけど


それも見ていたくて、大きな目から溢れる涙を


自分の手で優しく拭う


拭っても拭っても止まることがない


いきなり俺の手を両手で掴んで拭くのを止められてしまう


Aの両手は少し震えていて、ひんやりしている


『本当はね、』言葉に詰まる彼女


「ゆっくりでいいから教えて」と伝えると頷いてくれる


『ピアスを返したのは、未練を断ち切りたかった


好きじゃないと言われて頷いたのは、愛してたから』


その言葉を聞いて、俺の両手で彼女の手を包み込む


ゆっくりだけど、支離滅裂だけど伝えようとしてくれている


『アイドルとの恋なんてするもんじゃないと思ってた


好きになることもないし、なっちゃダメだって


私のせいでみんなの夢が消えるなんて絶対に嫌だって


でも、離れてみて痛感させられたの、リノのことが


「今はリノじゃない」


『ミノのことが、好きだって、ただ隣にいたいって』


その言葉を聞いて彼女を腕の中に閉じ込めた

約束→←　

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