僕らの天才PDニム8 (ページ29)

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Aside

お昼には別の用事があったので電車で来て

駅から歩いて事務所に向かう

途中の露天で野菜やら色々売られている光景

懐かしいな、変わってなくてちょっと安心する

実は予定よりも早く事務所に来ている、それは

『ご無沙汰しております』

「久しぶり、噂はたくさん聞いていたよ」と代表

そう、今後についての話をするために来た

「有意義な3年だったみたいだね」

『はい、もう貴重で最高の3年間でした』

そう伝えると、急に顔が険しくなる代表

「正式に何ヶ所か誘われているんだろ？」

『はい、ありがたいことに』

「最後の約束は覚えてるかい？」

「もちろんです」そのため、叶えるために、だただた突っ走ってきた

じゃあついてきて！と言われてついて行く

こんなフロアあったっけと思い返す

移転してすぐにアメリカに行ってしまったからか

どんどん進んでいく代表を小走りで追いかける

「さ、中へどうぞ」

『え、すごい、、、最新のスタジオですか？』

「ああ、2つブースがあるだろ？

ここでまた、たくさんの音楽を作ってほしい」

思い出すのは代表と交わした最後のお願い

『もし私が世界にも通じる作曲家になったら

またここで、ここにいるみんなと音楽を作りたいです

それが私の願いであり、永遠の目標です』