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SM side
「ねえ、もし僕がご飯に誘ってなかったらさ
何も言わないで行く気だったんでしょ?」と聞くと
『勝手に行ってたかもね』なんてアメリカーノを飲むヌナ
「どうして何も話してくれないの?」こぼすように話すヒョンジナ
『じゃ、どうしてそこまで私を大切に思ってくれるの?』
「大切だから、それだけ」とすぐに答える
それ以外に理由なんてない
事務所で大変だった時、悲しかった時、嬉しかった時
どれだけヌナの助けられたか、支えられたか
『変に感謝とか感じないでね?私がしたくて』
「俺たちもしたくてしてるだけ、それじゃダメ?」
『うん、私みんなを裏切ることしてるよ?』
自嘲気味に笑うヌナ、なんでそんなに悲しい顔に変わるの?
「裏切るって何?この際話したら?」と言ってしまう
「それを判断するのは俺らだよ、ヌナが決めないで」
ヒョンジンの声が悲しく詰まるように聞こえる
『軽蔑されるのが怖くて言えなかったの』
「だから何?言えばいいじゃん」教えてくれないことに腹が立つ
『知らなくていいこと、幸せなこともたくさんあるんだよ』
だから、元気でねと言って去っていくヌナ
ヌナの目に涙が溜まっていた、溢れそうだった
そんな顔を見たら、何も言えなくなる
しばらく2人でその席に座っていた
今は何時だと携帯に触ろうとすると
ヌナからリノヒョンに渡すように託されたケースがあった
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Hina - とても面白かったです!丸一日使って一気読みしちゃいました…笑 もし書いていただけるならその後のお話も楽しみにしています!! (4月12日 22時) (レス) @page50 id: d8dc20347d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りほ x他1人 | 作成日時:2023年6月3日 11時