検索窓
今日:14 hit、昨日:44 hit、合計:26,906 hit

  ページ10

A side


「あの歌の君は誰のことだがわかった?」との質問だ


なんて答えればいいか、、私と言って笑いを取る?


『わかるはずないよ、チャニの好きな人?』と言うだけなのに心が苦しくて


「え、ちょ、なんで泣いてるの?」と彼の声で


涙が溢れそうになっていることに気がつく、ああ、バレてしまう


『質問終わったよね、帰る』一刻も早くこの場から去ろうと思って


出口の方に向かおうとした瞬間に一気に暖かいものに、包まれている?


目の前には彼の腕があって、、、


『え?何、離してよ』と腕を叩いてもびくともしなくて


彼の顎らしきものが私の頭のてっぺんにくっつく


「出会って初めて笑顔を見た時、誰よりも大切にしたくて


ずっとそばにいて欲しいと思ったよ。俺はAが好きだよ」


彼から紡がれた言葉に反応することができない


ゆっくり腕が離れて、向かい合う


「知ってると思うけど今まで俺には彼女いたことないし、


Aしか好きになったことがないよ?」


情報が過多すぎて頭の中がぐるぐるする


ゆっくり両手をつつまれて、彼がしゃがんで目を合わせてくる


すぐに目を逸らしてしまう、手も離そうとしてもびくともしなくて


「答えを聞かせてくれるまでは離さないよ」と聞こえた

 →← 



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
478人がお気に入り
設定タグ:Straykids , straykids , スキズ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りほ | 作成日時:2023年10月3日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。