メイクちゃんは元練習生2 (ページ5)

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A side

「デモだけど声だけで誰が作ったかわかるでしょ？ヌナ」と微笑むビニ

思わず首を横に振る、私に作ってくれたのだったらもしそうなら

彼は今でもあの約束を律儀に守ってくれていたのか

「A大丈夫？」と勢いよく入ってくるのはチャニで

「ヒーロー到着ですね、じゃあヌナまたね」と帰ろうとするビニ

『え、ちゃ？え。』なぜ今更、彼がこんなにも息を切らしてこの場にいるのか

「怪我してないの？」と久しぶりに目が合う、そして頷くと

「よかったあああ」としゃがみ込む、ビニを見上げると

「ヒョンとヌナは言葉でしっかりと伝えることがあるんじゃないの？

俺だけじゃなくてメンバーみんな気づいているよ」

と爆弾を投下してくるではないか、え？何を気づいているんだ

「ちなみに、この前のデモ今さっき聞いてもらったから感想聞いてみてね」

ヌナも早くメイクしに戻ってきてね〜待ってるんだから

なんて言って部屋を出て行ったチャンビン

「A」と小さい声で呼ばれ彼の方を見る

「どっちを聞いたの？」

『どっち、、、1つしか聞いてない』と言うとああと困っているチャニ

『あ、聞いちゃまずかったら「いや、もういい」そう言って立ち上がる彼

「これが最後でいい、あの公園一緒に行ってくれない？」

眉毛を下げてそんな風に言われたら私は頷くしかない