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BC side
午前中に仕事の打ち合わせが終わり、久々の半日OFF
各自買い物に出かけたり、家に帰ってのんびり過ごそうとする
「ヒョン、作業室行く？」なんてハニから聞かれて
「今日はAのところに行く」と言うとニヤニヤするメンバー
想いが通じ合った次の日に、メンバーだけには伝えた
恥ずかしかったけど、一緒に喜んではしゃいでくれて幸せだなと思った
「ヌナ、この前ここのケーキが気になるって言ってた」とマンネからの情報
修行から帰ってくることはないが、事務所内で会うことも増えた
(後から聞いたが、Aは俺達に会わないようにしていたそうで)
彼女の後ろ姿を見れるだけで嬉しい、誰にも言えないけどね
そんなこんなで、彼女の家に来て、、、、、
つい溢れ出す音楽と歌詞を急いでまとめ上げて、部屋を出ると
時計見て2時間以上時間が経ってしまっていることに驚き
部屋を見回しても静かで、人の気配がない
嫌な汗が出てきて急いで玄関に向かうが、靴はある
さっきは見えなかったソファーにブランケットの塊があって
静かに近づいてみる、一歩、また一歩と足音を消して
しゃがんでみるとAが埋もれていてそれもまた可愛いけど
目元が濡れていることに気がつく、ほっぺにも涙の跡があって
ああ、せっかくの時間を優先してくれた彼女の優しさに甘えてしまい
自分の気持ちを本音を隠して、我慢させてしまったことに
心臓がグッと握り締められるようで苦しくて、
ああ、まだまだAの本当の気持ちに気がつけなかったと反省
そっとおやすみで涙の後に触れ、ごめんねと呟く
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作者名：りほ | 作成日時：2023年10月3日 15時
