アイスアメリカノ ページ12
A side
ずこーーーーーっとほろ苦いアアことアイスアメリカのを啜る
どこぞの水餃子さんの歌が頭を流れていく
あの服のシミちゃんと落ちてよかったよねと思い出す
突然ですが私は今、、、どこにいるでしょうか←
自分の家のソファーです、かれこれ2時間くらいずっといる
自分の家なら当たり前だろうって？
先月から引っ越した事務所からも割と近いし新しくて綺麗で
補助もあるから住めるよね、感謝感謝、、じゃなくて
そう、今日はあの日以来2週間ぶりに彼と予定があって
私のお家で映画を見る予定でした
でした、って思ったでしょ？
ヨギヨでチキンやドーナツとか好きなものを頼んで届いて
プロジェクターに移した画面を見た時に彼からの一言
「曲が溢れてくる、、」なんてあの笑顔で言われてみ？
『作ってくる？待ってるよ私、大丈夫だよ』と言ってしまいまして
「ええ、せっかくの時間が、でも曲だけ、歌詞だけ、どうしよう」
なんて眉毛を下げて戸惑う彼をパソコンと共に私の部屋に押し込んだけど！
全然大丈夫じゃありません、正直に言うと映画見てくっついて
チャニの肩に頭をこてんと置いて彼が横にいてくれる幸せを満喫したかった
もちろん、彼の仕事に対する情熱やその真面目さも練習生時代から知ってる
私のベッドルームにあるデスクを貸したはいいものの
シーンとする部屋が何故か悲しくて、寂しくて
2人で包まろうと準備していたお気に入りのブランケットを
1人で頭から被る、もふもふの優しい肌触りがお気に入りで、
ぬくぬく暖かくて、、重たくなってきた瞼には抗えなかった
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作者名：りほ | 作成日時：2023年10月3日 15時
