メイクちゃんは元練習生 (ページ36)

今日:72 hit、昨日:38 hit、合計:138,109 hit

初恋の話ページ36

HJ side

リハーサルが終わって大量に汗が流れてくる

端にいるヌナを見つけて駆け寄る

「ぬなーー。汗がやばいい」と

『ああ、ほんとだ、メイク落ちないように拭くね』

と少し背伸びしてるヌナは可愛らしくて

「あの、、、」と声が聞こえて振り返ると最近デビューしたアイドル

「これ、、バンチャンさんに渡して欲しくて」と

え？？と思っていると無理やり渡されて去っていくさっきの彼女の姿

『ふふ、まさかのクリスへか、ヒョンジナ宛かと』

「え、俺は俺でも困るんだけど、それ渡すの？」と聞いてみる

『んー渡して後は彼が判断するんじゃない？』と苦笑いしてるヌナ

「そうだよね、でもヒョンこの前も」

『この前も？もらってたの？モテるねみんな』と少し眉毛が下がる

いつもとは違うヌナの笑顔、最近気がついたことがある

困った時や悲しい時にはヒョンと同じように眉毛を下げて笑うんだ

一緒に過ごす時間が増えてくるとわかる

チャニヒョンもAヌナも行動や見せる表情が似ているんだ

「ねえ、ヌナは好きな人いるの？」なんて聞いてしまってた

『好きな人？、、いないよ』

「初恋はいつ？」

『ふふ、急にどうしたの？』と話を濁してくる

「なんとなく気になっただけ、で？」

『聞いても何もないよ、ごめんね』と

「恋したことはあるんだ？」と返してみると眉毛が下がっていた