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『俺誰にも言わんつもりやったけど、今の気持ちAに言ってえ？』

｢うん｣

『俺もみんなに会えなくなるの寂しいねん。初めてもった生徒の卒業やし、好きな奴も卒業やし...』

この時、淳太くんの抱きしめてる腕の力が強くなった。

『俺もアカンよなー、生徒に恋するなんて...』

｢...えっ｣

『この際やからAだけに教えるな』

｢え...うん...｣

告白しなくて良かった。

卒業式終わってから告白しようか悩んだけど、やめて正解だった。

淳太くんが好きな生徒...。

その名前を聞いたら私の初恋は終わる。

まぁ、高校入ってから初恋ってのも遅いか。

でもさ、やっぱり知りたいわけで...。

『A』

｢...なに？｣

『A、お前だよ』

｢え？｣

『お前のことが好きやねん』

｢嘘...でしょ？｣

信じられなかった。

淳太くんが私を好きなんて...。

『びっくりしたやろ？でもなんか言うてもうた(笑)』

｢じゃぁ...私も言いたい事言ってい？｣

『ええよ、言うてみ？』

｢先生が好き、担任の中間先生のことが大好き｣

『...ほんまに言うてるん？』

｢うん...(照)｣

淳太くんはびっくりしながらも、何か思い付いたかのように話し出す。

『なぁ、もう卒業したから生徒やないやん？』

｢あ、うん｣

『ってことはもう生徒と教師じゃないやんな？』

｢うん｣

『俺ら付き合っても問題ないやんな？！』

｢た...ぶん？(笑)｣

『A、俺と付き合ってくれる？』

｢うん！｣

そのまま教室でお姫様だっこされ、キスされた。

『これからは先生やなくて淳太って呼んでな？(笑)』

｢もう呼んでる(笑)｣

『今呼んでるのは淳太くんやろ？じゃなくて、淳太って呼んでや(笑)』

--- end ---

卒業シリーズ第二弾。

まだまだシリーズ続きます！

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