→ やじるし ← (ページ4)

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『A、さっきなんか言った？？』

｢いや、な、なんでも...｣

『なぁ、今日もう遅いし家まで送ってくわ。家どこ？』

｢え、悪いですよ、彼女でもないのに(笑)｣

『ほんなら彼女になったらえーやん』

｢え？｣

頭の中がパニック起こしてる。

とりあえず今日はここで先輩とお別れかなと思ったんだけど。

やっぱまだ夢見てるのかな？

"家まで送ってく"って言った？？

しかも"彼女になったらえーやん"って言った？

やっぱ夢？？

『A？』

｢あ、はい｣

『さっきもボーッとしてたけど大丈夫か？』

｢なんか私、まだ夢の中みたいです。ごめんなさい(笑)｣

『は？(笑)』

｢ちょっと先輩、私のこと叩いて下さい。目覚まさないと(笑)｣

『ばーか(笑)』

そう言って私の顔をプニーって掴んできた。

｢あ...夢じゃない...｣

『大丈夫か？(笑)』

｢あの...先輩さっき...彼女になったらいいって言いました？｣

『おう』

｢あー、そうですか...って、えぇ？！｣

『やって俺、Aの事好きやもん』

｢え、やっぱ夢としか思えない...先輩が？私の事？え、え？！｣

1人でパニックになってると急に目の前に先輩の顔が。

そして先輩の唇が私の唇に触れる。

『これで夢やないって信じてくれる？』

｢ほ、ほんとに？夢じゃない？｣

『ほんとや』

｢なんか今日は幸せ過ぎて泣きそうです...｣

『おい、可愛いかよ(笑)』

｢だって...私、先輩の事好きで...毎日先輩に会いたくて...だから毎日図書室にも行って...先輩のこと好きだから..なんか...もうやばい(泣)｣

もう泣くのを我慢できなくて、目から涙がこぼれると先輩はそっと抱きしめてくれた。

『俺も幸せすぎて泣きそうなんやけど(笑)』

｢うぅ...(泣)｣

『A、俺と付き合ってくれますか？』

｢...(ｺｸﾝ｣

『俺を好きになってくれてありがとう。これからはAが俺を想ってくれた以上に愛します(笑)』

｢...はい(照)｣

『あ、これから図書室に来たら座る場所は俺の隣な』

という事で、明日からも図書室に通う日課は変わらず定位置が変わるそうです。

--- end ---

図書室での恋はいかがでしたか？

青春してるうちにやりたかったな(笑)

もし良かったら評価して頂けたら嬉しいです☆

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