68話 ページ20
名前を呼ばれ結弦を見れば、昼間のような長いキスをされる
やっぱり苦しくなって結弦の胸を押すと離してくれたので息を吸おうと口を開いた瞬間、再び塞がれる
少し開いた唇の隙間からぬるりと結弦の舌がはいってきた
驚いて離れようとしたけど、いつの間にか頭を押さえられてて逃げられない
からめとられる舌やそこから聞こえる音、自然と漏れ出てしまう吐息にいっぱいいっぱいになり、思わず結弦の胸を叩いた
唇が離されたけど何も考えられなくてぼーっとしていると頬を優しく撫でながら聞かれる
「…怖い?」
小さく頷けば、そうだよねと離れていってしまう結弦の手を取った
『…こうして繋いでくれてたら…怖くない』
そう言うと指を絡めるように握り返され、また深く唇が重なる
そのまま2人でベッドに沈んだ
いつもと何かが違うなぁと目を開ければ視界いっぱいに結弦の顔があって驚いた
すぐに昨夜の事を思いだし、顔が熱くなる
思わず頬を触ろうとしたけど、結弦が手を握ったままだったので叶わなかった
ずっと握っててくれたんだぁ
嬉しくなって少しだけ結弦に近づいたら、起こしてしまったみたい
「んー……。おはよ…。…からだ…つらくない?」
寝起きで少し低いかすれた声と体の事を聞かれ、ドキドキしながら大丈夫と答えた
よかったぁとおでこにチュっとされる
「っつ、ごめんA。少し頭あげて、腕痺れてきた(笑)」
一晩中腕枕してたら痺れるどころか痛くなっちゃうよね
ゴメンと言いながら急いで頭をあげた
「『あっ!!』」
勢いよく起き上がったせいで布団がずれて胸元があらわになってしまう
繋いだままの手を振りほどき、慌てて元の位置へ戻り布団をかぶる
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ぷに子(プロフ) - はらさん» 再度のご指摘ありがとうございます。移行した時にチェックがついたまま更新してしまいました。今後このような事が無いように気をつけたいと思います。 (2018年6月9日 13時) (レス) id: 89aaf95143 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 前回も注意させて頂きましたが貴方は違反行為をしているという意識がないように思います。次は違反報告しますので (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年6月9日 9時