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62話 ページ14

『どっ、どうだった?』

「確かに【この背中を押してくれる曲】って言うのが分かるかも」

『そっ、そうなんだ』

「おれ、この歌聞いて向こうでも頑張るよ」

……?
向こうって仙台の事かな?
って、葵以外に買ってくれた人初めてみたよ
【MARIA】がわたしだって言いたいなぁ

CDショップを出てからもあちこち歩いた
楽しい時間はあっという間に過ぎていく
結弦くんが話があるというので公園に寄った


「今日はわざわざありがとね」

『わたしは大丈夫だけど、結弦くんは疲れてない? あっ、世界選手権3位おめでとうございます(笑)』

「ありがとうございます(笑)」

『もうね、ロミオそのものだったよ』

「今のコーチとは最後の試合だったから思いっきりやったんだ」

…今のコーチとは最後ってどうゆうこと?

結弦くんはマスクを外してわたしに体を向けて座り直したので、わたしも同じように結弦くんの方を向く

「今から俺が言うことは忘れてくれていいから。

おれ、Aちゃんが好きだよ」

わたしも同じ気持ちだって言いたいけど、何かを決意した結弦くんの目を見ると何も言えない

「ほんとは好きだって伝えるつもりはなかったんだけど、さっき【MARIA】の歌聴いたら伝えないと前に進めないと思った」

「おれ、来月からカナダに拠点を移すことにした。
だからAちゃんを好きだって言ったことは忘れて…ううん、おれの事だって忘れてくれていい」

そんな忘れてだなんて…
わたしだって結弦くんが好きなのに、想うことすら許してくれないの

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ぷに子(プロフ) - はらさん» 再度のご指摘ありがとうございます。移行した時にチェックがついたまま更新してしまいました。今後このような事が無いように気をつけたいと思います。 (2018年6月9日 13時) (レス) id: 89aaf95143 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 前回も注意させて頂きましたが貴方は違反行為をしているという意識がないように思います。次は違反報告しますので (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年6月9日 9時

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