84話 ページ36
目を開ければ結弦の顔が見える
部屋の中がそんなに明るくないから起きるには少し早かったかも…
初めての時みたいに朝から結弦が変な気起こさないように、シャワーを浴びてちゃんと服着て寝たし二度寝しようかな
って、また腕枕だ
起こさないようにそーっと頭の下の腕から離れようとしたら
「……A…、どこいくの？」
まだ眠そうな声と共に腰にまわされていた腕が背中に移動する
『おはよ、また腕痺れちゃうかなと思って…』
「…はよ。…きたえてっから…へーき。もうすこし…ねよ」
小さい子供を寝かしつけるように背中をトン…トンと優しくたたかれる
結弦の胸元に触れれば鍛えてるの言葉通り、以前より筋肉がついてるのがTシャツ越しでも分かる
肩や背中にも触れるとやはりたくましくなっていた
男子にしては細くてもやっぱりアスリートの体だ
TVではスケートをしてる姿がほとんどだけど、氷にのらない時間はトレーニングなどに費やしてるのがうかがえる
考えながら背中を撫でてると結弦の体がビクッと動いた
「…さっきからなにしてんの？」
『体つき変わったなぁと思って触ってた』
再び背中を撫でるとまたビクッとする
『ゴメン、くすぐったいよね』
離れようとするけど、今度は結弦がわたしの背中を撫でてくる
「Aも変わったよ。やわらかくなった」
『えっ、太った!?』
「ごめん、言い方悪かった(笑) そうじゃなくて初めての時はやっぱり緊張とかでガチガチだったけど、昨日はそういうのなかったから。触れるの許されてるって感じがしてなんか嬉しい」
なんて言いながらいつの間にか結弦の手は直接触れていて、しかも撫でる手つきが怪しい
『ゆ、結弦。早いけど起きよ？ 1回部屋戻った方が……っ!?』
いいんじゃない？ と言おうとしたら、指先で背筋をなぞられ息を詰める
結弦が体を起こしたので一緒に起きようとしたけど、両手を押さえられ起き上がれない
「ほーんとAってば、おれをその気にさせるのうまいよね？」
『その気って…まさか…』
「Aのせいだからね、責任とってよ」
結局もう1回シャワーを浴びることになり、朝食の時間にも間に合わなかった
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ぷに子(プロフ) - はらさん» 再度のご指摘ありがとうございます。移行した時にチェックがついたまま更新してしまいました。今後このような事が無いように気をつけたいと思います。 (2018年6月9日 13時) (
レス) id: 89aaf95143 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 前回も注意させて頂きましたが貴方は違反行為をしているという意識がないように思います。次は違反報告しますので (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづ子 | 作成日時：2018年6月9日 9時
