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9話 Yside ページ10

Aちゃんから離れても涙は止まらなくて袖で拭おうとすると、Aちゃんがタオルを渡してくれる

『結弦くん、これ使って』

「……ありがと」

「ふぅ、なんかごめんね。いきなり泣いたらびっくりだよね。実は俺さ……」

なんとか落ち着いて涙のわけを話そうとした時

「A〜。そろそろ帰るよ〜。」

飛鳥さんが入り口からAちゃんを呼ぶ

『えっ!? はーい、今行きます。ゴメンね、結弦くん、わたし行かなきゃ』

「…そっか。ねぇ、連絡先交換したいんだけど、ダメ?」

泣いてしまったわけを聞いてもらいたくて連絡先交換したいって言っちゃったけどイヤかな?
Aちゃんは一瞬だけ目を丸くしたけどバッグから名刺(かな?)とペンを取り出し裏に何かを書いている

「Aちゃん、名刺持ってんの?」

『ちょっとね。はいコレ。電話は夜しか繋がらないかも(笑) メールも遅くなるけど絶対返信するからいつでも送って』

「俺も練習あるから電話でれないと思うしお互い様だね。あとでメールするから登録して」

渡された名刺を見ると女の子らしい字でアドレスと携帯番号が書いてあった

「じゃ、皆さんお疲れのところお邪魔しました。これで失礼します」

『今日は素晴らしいショーでとても楽しかったです。ありがとうございました。』

控え室を出るとき小さく手を振ったら気づいてくれて、口パクで

「(バイバイ)」

と言ったら、Aちゃんも同じように手を振りながら

『(バイバイ)』

と返してくれた


俺も帰る用意しなきゃと思ってたら両腕を大ちゃんとノブくんにつかまれた

結「えっ、なに!? どしたの?」

そのままさっきまで座ってた所まで連れていかれる

大「ゆづ〜、あの子とずいぶん仲いいじゃねーか」

ノ「なにしゃべってたん?」

結「えっ、今日のショーの事だけど」

俺が泣いたことは内緒だ

大「帰るとき「バイバイ」って手振っちゃってさ」

ノ「あのやり取り見ててドキドキしたわ〜。」

大「連絡先聞いたのか?」

結「うん、聞いたよ。あとでメールするつもり」

大・ノ「「やるぅー」」

大「ゆづにもとうとう春がきたかぁ」

ノ「紹介したおれのおかげやね〜」

言いたい事を言い終えたのか2人は去っていく

「なんだったわけ?」

荷物をまとめようとしたらAちゃんが貸してくれたタオルが目にはいった
返しそびれたこともメールしなきゃな
また会えるかな?なんて思いながらリュックにタオルをいれた

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はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時

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