君の声【１】 (ページ6)

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５話 Yside ページ6

「なんかさぁ、２人並んでると華があるっていうか…絵になるなぁと思って」

「飛鳥も思った？おれも思った。見た目も美少年と美少女でもちろんやけど身長差とかえー感じでキュンキュンするわぁ」

キュンキュって(笑)
確かにAちゃんは、かわいいと思う
身長も俺より10センチくらい小さくて自然と上目遣いになるのもいい感じ♪
…いい感じって俺なに考えてんだろ？

「ノブ～、何してんの？って飛鳥じゃん。久しぶり～。中で話せば？真央もいるよ～。」

大ちゃんは飛鳥さんと知り合いなんだ
Aちゃんも知り合いだったりするのかな？

「大ちゃん、久しぶり～。今日はお疲れ様。真央と話したいしお邪魔しようっと。真央～。」

あっという間に３人で行っちゃったし…
Aちゃんも真央ちゃんと話したいかな

「Aちゃんも真央ちゃんとこ行く？」

『いやいや、浅田さんと話すとか恐れ多くて……無理』

「ふはっ、恐れ多いって(笑)」

こっち見てるAちゃんともう少し話したいなと思ったときには

「ふふっ、じゃあさ、俺と話そ？」

すでに口が勝手に動いてた

控え室の隅っこのテーブルに案内して

「どうぞ」

女の子に椅子を引くなんて初めてするし
１人で勝手に恥ずかしくなって

「ちょっと待ってて～。」

ってジュースを取りに行く
１人でぼーっとしてるAちゃんを見たら、ついイタズラしたくなって柔らかそうなほっぺたに冷たい缶を押し付けた

『ひゃっ』

「ふふっ、はいコレ。オレンジで大丈夫？」

『もぅ、びっくりしたし。オレンジジュース好きだから嬉しい。ありがとう』

「どういたしまして」

そう言いながらAちゃんの隣に座った