42話 ページ43
今…頭ぽんぽんって…
あれやられてキュンとこない女の子なんていないよ〜
誰もいない控え室で悶絶する事5分
なんとか落ち着きを取り戻し宿題に取りかかるけど、頭をよぎるのはさっきの事で…
ダメだ、集中できない
片付けてリンクへ向かう
観客席にすわって群舞の練習を見るけど、どうしても結弦くんの姿を目で追ってしまう
振りの確認中なのに他のスケーターと肩を組んだりしてるのを見ると、さっきのもただのスキンシップだったんだと思った
― ― ― ― ― ―3日目(火)― ― ― ― ― ― ―
今日から午後はスケーターさん達との練習が始まる
オープニングやフィナーレの曲はそれぞれ1日の最後に通して合わせるだけらしい
プルシェンコさんとの曲だって1日で合わせられるのはせいぜい1・2回しかないと思うと、午前中の練習から力がはいる
お昼休憩もそこそこに誰もいないリンクでひたすら練習した
そのおかげかプルシェンコさんとの練習も失敗する事なく終えることができた
プルシェンコさんからも
「合わせの初日から気合いはいってるね」
なんて、言葉をかけられた
群舞の曲も自分ではうまくできたと思うし、本番までこの良い調子が続きますようにと願った
今日も控え室で結弦くんに宿題を教えてもらった
おかげで宿題も無事終わったので結弦くんの練習が始まるまでおしゃべりしてた
結弦くんと話してるとなんだか嬉しくていつもより笑顔になってる気がする
【遠くから2人を見てたノブくんと佳菜子の会話】
「ゆづはAのこと好きなのかな?」
「んー、どうやろなぁ?」
「だってあんなデッレデレの顔してるゆづなんて見たことない」
「それもそうやなぁ。佳菜、寂しいん?」
「…うん。だって…」
「えっ、ちょっと待って! 佳菜ってゆづの事好きなん?」
「はぁ! 気持ち悪いこと言わないで! Aが構ってくれないから寂しいの!」
「あぁ〜、そっちか〜。ビックリしたわぁ」
「こっちのセリフだから! よしっ、邪魔しに行こ。A〜」
「……ほんまにビックリしたわ〜」
― ― ― ― ― ―5日目(木)― ― ― ― ― ― ―
昨日の練習は自分でもビックリするくらいよくできたと思う
そのせいか今日は少し気が抜けてしまったのか何回かミスしてしまった
プルシェンコさんに謝れば
「練習なんだし失敗はつきものだよ。明日のリハーサル頑張ろう」
よし、明日はまた気合い入れてやらないと
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はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時