39話 ページ40
プルシェンコさんとの話し合いは午後の練習の休憩中に行うことに決まった
ステージに向かって歩いてるとリンクにいた結弦くんに呼ばれる
近寄ると手にしていた何かを頭からかぶせられた
『うわっ、…何?』
「ネックウォーマー。大事な喉でしょ? 暖かくしとかなきゃ」
そう言って結弦くんはスケーターさん達のところへ行ってしまった
なんだろ…もう少し話したかったかも…
そんな事を思って歩いてるといつの間にかピアノまできてた
今は午後に備えて練習しなきゃ
お昼はアーティストの人達と一緒に過ごした
歌手デビューを目指してる事を告げると色々と教えてくれた
トレーニング方法などメモしてると誠司くんに呼ばれたのでまた後で教えて下さいとお願いして席をたつ
小さめの部屋で楽譜とノートを用意してるとプルシェンコさんが入ってきた
あまり時間をかけるのも悪いと思ったのでさっそくプログラムの事を話題にした
聞けばプルシェンコさんはだいたいの振り付けはあるものの、細かい所は当日の気分次第らしい
試合じゃないから固くならないでって言ってくれるけど、益々失敗は許されないなと思う
他にも色々聞いて打ち合わせは終了した
この後はヴァイオリニストと一緒にオープニング曲とフィナーレ曲の練習だ
やっぱり一緒に弾くとなるとタイミングが合わなくて難しい
何度も演奏を止めて話し合った
最後に本番同様、会場全体に音が聞こえるようにして弾いた
当日はイヤホンを付けるとはいえ、反響の大きさにリズムが合わなくなりそうだ
入れ替わりにシンガーの人が練習の為きたので控え室へと向かった
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はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時