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38話 ページ39

ピアノを弾く準備してから昨日書き出した注意点を確認する
まずはオープニング曲から弾いてみる

まだ指の動きが固いかな
本番は午後だから問題ないと思うけど練習は朝からあるから気をつけないと

今は1人で弾いてるからそれなりに聴こえるけど後で合わせたらどんな風に聴こえるのか確認が必要だと思う

フィナーレ曲も音源と合わせてからの調整がどれくらいあるかが課題となりそうだ

そしてわたしにとって今までで1番プレッシャーのかかるピアノソロ曲
これはプルシェンコさんと話し合った方がいいのかな?
誠司くんに聞きに行ってみる

『誠司くん、プルシェンコさんに挨拶したいんだけど』

「そういうと思ってあちらには伺うこと話してあるよ。ちょうど練習に見えたから行ってみる?」

リンクを見ればいつの間にかスケーターさん達が練習していた
誠司くんについていくと一際オーラを放っている人がいた

通訳さんを介してお互い自己紹介をしたあと、右手を差し出されたので握るとそのまま軽く引き寄せられた
あぁ、ハグかぁと思ってたら両頬に軽いリップ音がしたので固まってしまった

そんなわたしを見て楽しそうに笑うプルシェンコさん
すると、とんでもない一言を言い放つ

「結弦のかわいい彼女とコラボできるなんて嬉しいよ」

えっ、まだみんな誤解してるの?

『わたしたち本当にそういう関係じゃないんです。お友達なので…』

「照れなくてもいいんだよ。プログラムの事は休憩の時にでも話そうか?」

友達って言ったけどさらっと流されたよね
プルシェンコさんはすでに誠司くんとスケジュール調整の話をしている

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はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時

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