検索窓
今日:18 hit、昨日:12 hit、合計:118,188 hit

31話 Yside ページ32

「Aなら引き受けてくれると思ってた。お父さんの代わりなんて思わないでAの思いをピアノにのせるんだよ。楽譜や着替えなんかはあとで誠司に持っていかせるから」

『誠司くん来てくれるの?』

誠司くん…って誰?
Aちゃんもすごい嬉しそうだし

「打ち合わせとかあるから1人じゃ大変だろ? Aの事務所にもこちらから連絡しとくよ。スタッフさんは近くにいらっしゃるかな?」

「スタッフの田中です。全て聞いてました」

「私が体調管理を怠ったせいで大変ご迷惑をおかけします。私の代わりに娘がつとめますが、A 聡の娘ではなくA Aという1人のピアニストとして扱ってください。

事前の打ち合わせにも出た私のアシスタントを就かせるので彼に話を通してください。よろしくお願いいたします」

「はい、わかりました。聡さんもお大事にしてください」

電話を切るとAちゃんとスタッフは挨拶を交わす

「では、A Aさん。今回のアイスショーのピアニストとしてよろしくお願いします」

『精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします』

「詳しい事はアシスタントの方が来たらお話しします。もしピアノ弾きたければリンクにあるので羽生くんに連れてってもらってください」

へっ、俺?
思わずAちゃんへ顔を向けるとAちゃんも俺を見る
すると、スタッフさんからとんでもない事を言われる

「だって彼氏と彼女じゃないの?」

今までの状況でどう見たらそんな風に見えるんだ?
Aちゃんが慌てて手を離した時、手を繋いでいた事に気づく

「『おれたち/わたしたち、そーゆーのじゃないんで!!』」

慌てて言った言葉はAちゃんと全くおなじだった

「仲いいんだ(笑) Aさん、皆さんに自己紹介しといてね。それが済んだらスケーターの皆さんは練習再開してください」

スタッフが出ても絶句したまま立ってるとAちゃんがみんなに向けて一礼したので、俺もスケーター側へ移動する

『突然ですが来週のアイスショーにピアニストとして出演することになりましたA Aです。本番まで1週間しかありませんが一生懸命練習して皆さんと素敵なアイスショーにしたいと思ってます。よろしくお願いいたします』

よろしく〜とか聞こえるとAちゃんは笑顔になっていた

32話 Yside→←30話 Yside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
設定タグ:羽生結弦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。