君の声【１】 (ページ4)

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３話ページ4

「なんかさぁ、２人並んでると華があるっていうか…絵になるなぁと思って」

「飛鳥も思った？おれも思った。見た目も美少年と美少女でもちろんやけど身長差とかえー感じでキュンキュンするわぁ」

…なんだ、そりゃ
てか、ノブくんの手が乙女になってる(笑)

どう返していいんだか戸惑ってると控え室から今度は男の人が出てきた

「ノブ～、何してんの？って飛鳥じゃん。久しぶり～。中で話せば？真央もいるよ～。」

…って、高橋大輔さんじゃん!!
えっ、真央ってまさか浅田真央さん!!
飛鳥さん知り合いなの？

「大ちゃん、久しぶり～。今日はお疲れ様。真央と話したいしお邪魔しようっと。真央～。」

なんて３人で行っちゃったし…
残されたわたしと結弦くん
どうしよう？なんて思ってたら

「Aちゃんも真央ちゃんとこ行く？」

って聞いてくれたけど

『いやいや、浅田さんと話すとか恐れ多くて……無理』

「ふはっ、恐れ多いって(笑)」

うわっ、ノブくんが美少年なんて言ってたけど笑うとカワイイかも…

「ふふっ、じゃあさ、俺と話そ？」

そう言って控え室に案内してくれた

「どうぞ」

なんて言いながら椅子まで引いてくれて
高校生なのに紳士すぎるし…

「ちょっと待ってて～。」

ってどっか行っちゃって１人でぼけーっとしてたら、ほっぺたに冷たいものが当てられてびっくりした

『ひゃっ』

「ふふっ、はいコレ。オレンジで大丈夫？」

『もぅ、びっくりしたし。オレンジジュース好きだから嬉しい。ありがとう』

「どういたしまして」

そう言いながら結弦くんは隣に座った