検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:118,170 hit

29話 Yside ページ30

お互い友達登録済んだところで

「あっ、タオルありがとうございました(笑)」

タオルと小さい袋を渡した

『どういたしまして(笑) これは?』

「今日遊びに来てくれたからお礼に。飴なんだけど」

『えー、わたしの方こそ練習にお邪魔してるのに…。もらっていいの?』

「Aちゃんも差し入れ持ってきてくれたしお互いさまって事で」

『じゃ、遠慮なくもらうね。あっ、結弦くんも練習するよね?』

「う〜ん、まあ、そうだね」

『それじゃ、わたしそろそろ…』

話している途中でAちゃんのスマホが鳴り出した

『結弦くん、ちょっとゴメンね』

少し離れて電話に出てる
Aちゃん、そろそろ帰るのかな
ここから家まで2時間くらいって言ってたっけ?
女の子だし遅くなると危ないもんな

電話はすぐに終わったみたいだけどAちゃんは不思議そうな顔をして戻ってきた

「大丈夫? なにかあった?」

『父からだったんだけど、もう少しここにいなさいって』

「迎えに来てくれるとかじゃないの?」

『そうなのかな? かなり慌ててたんだよね。とりあえず連絡くるまで待たせてもらうね』

連絡くるまで一緒にいようと思ってたら、みんなが戻ってきた
ちょっと前にリンクに行った佳菜までいる

「佳菜〜、練習終わり?」

「午前中話してたピアニストさんの件で話があるから控え室に集合だって」

『じゃあ、わたしは外にいるね』

ショーの話だから聞いてはいけないと思ったのだろう、Aちゃんは慌てて控え室から出ていった

数分後、スタッフさんが控え室に入って話始める

「午前中話したピアニストさんから連絡あって、娘さんがここに来てるって言うんだけど誰か知らない?」

俺ら以外にここにいたのはAちゃんしかいなくて、佳菜とノブくんと顔を見合わせる

「俺、知ってるんで、連れてきます」

ドアをくぐり見回すと少し離れたところで壁に寄りかかりながらスマホを見てるAちゃんがいた

「Aちゃん、来て」

と、左手を握って控え室へと戻っていく
さっきお父さんと話したAちゃんの様子から倒れたことはまだ知らないんだと思う

これから知らされる事実に不安になるなら、そばで支えたいと思って繋いだままスタッフの近くまで連れていった

30話 Yside→←28話 Yside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
設定タグ:羽生結弦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。