検索窓
今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:118,177 hit

24話 ページ25

お互い友達登録済んだところで

「あっ、タオルありがとうございました(笑)」

結弦くんはタオルと小さい袋を渡してくる

『どういたしまして(笑) これは?』

「今日遊びに来てくれたからお礼に。飴なんだけど」

『えー、わたしの方こそ練習にお邪魔してるのに…。もらっていいの?』

「Aちゃんも差し入れ持ってきてくれたしお互いさまって事で」

『じゃ、遠慮なくもらうね。あっ、結弦くんも練習するよね?』

「う〜ん、まあ、そうだね」

『それじゃ、わたしそろそろ…』

帰るねって言いかけたときわたしのスマホが鳴り出した
珍しくお父さんから着信だった
そういえば今日イタリアから帰国ってお母さん言ってたっけ

『結弦くん、ちょっとゴメンね』

少し離れて電話に出る

『もしもし、お父さん?』

「A、母さんから聞いたけど今、幕張のイベントホールにいるんだって? アイスショーの会場の?」

『そっ、そうだけど。もうすぐ帰ろうと思ってたところ』

「ダメ、もう少しそこにいて」

『なんで?』

「いいから。また連絡するから」

そう言って電話を切られる
よく分かんないまま結弦くんの隣に戻ると心配そうに声をかけてくれる

「大丈夫? なにかあった?」

『父からだったんだけど、もう少しここにいなさいって』

「迎えに来てくれるとかじゃないの?」

『そうなのかな? かなり慌ててたんだよね。とりあえず連絡くるまで待たせてもらうね』

少ししたらスケーターさん達が続々戻ってきた

「佳菜〜、練習終わり?」

「午前中話してたピアニストさんの件で話があるから控え室に集合だって」

『じゃあ、わたしは外にいるね』

部外者のわたしが聞いていい話ではないので慌てて部屋から出てスマホを眺める
それにしてもお父さん何だったんだろ?
連絡だってこないし

数分後、スタッフさんが控え室に入っていった
少ししたら結弦くんが出てきて

「Aちゃん、来て」

と、左手を握られる

手を握られてるドキドキとわたしがはいっていいのか不安な気持ちで控え室へ連れられる
中には佳菜、ノブくんの他に15人くらいのスケーターさんとさっき入っていったスタッフさんがいて、わたしたちに注目しているのに気づいた

25話→←23話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
設定タグ:羽生結弦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はら - 実在する人物のお名前を借りる二次創作になるのならオリジナルフラグは外して下さいね。違反行為になります (2018年5月10日 9時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年5月10日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。