俺の希望 ホソク ページ26
私の希望のホソクsideです。
─────────────────────
いつも悲しげな表情をしてたA。
俺はそんなAをみて笑わせたい。
そう思ったんだ。
勇気を出して話しかけ続けたらいつしか心を開いてくれたよね？
今じゃ俺の大事な彼女。
だけどいつしか俺らの間には距離があいた。
俺が…アイドルになったから…。
だからAを繋ぎ止めるために、同居し始めた。
それがこんな結果を残したなんて……
久しぶりにAとの家に帰ったら誰もいなかった。
嫌な予感がする。
急いでリビングへはいる。
そこには手紙が1通置いてあった。
胸騒ぎがする。
手紙を開く。
そこにはこうかいてあった。
〔ホソク、貴方を愛してた……
希望をくれてありがとうね？
でももう大丈夫。
ホソクも元気でいて？
さようなら。
私の希望チョンホソク。
Aより〕
手紙をみた瞬間俺は膝から崩れ落ちた。
涙が止めどなく流れ落ちる。
なぁ俺は今でも愛してる。
なんで『愛してた』？
どうして過去形？
アイドルになったから？
アイドルをやめたら戻ってくる？
また『愛してる。』って言ってくれる？
いや、違う。
Aには俺がもう必要じゃなかったんだ……
ごめん。
俺はまだ愛してる。
過去形にできない俺を許して。
１つだけ最後に伝えたい。
Aの希望が俺だったんじゃない。
俺の希望だったんだAが。
君がいなくなったこの部屋に虚しく響く。
「戻ってきて……俺の希望…」
fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「SEVENTEEN」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅあ | 作者ホームページ：http://jshnjtjs
作成日時：2017年7月14日 23時
