あなたとわたし 短編集

素直に ジミン ページ11

「テヒョナ！」


「ジミナ！」


テヒョナはAの双子の兄貴。


俺とは大親友！

テヒョナにはなんでも話せる。

だからテヒョナは俺がAを好きなことを知っている。




「テヒョナ……俺Aを傷つけた……」

「やーお前！俺の大事な妹を！これ言えば傷つくだろうなとか考えられないの？それにあいつよくも悪くも真っ直ぐなんだから！」

「考えてるし、知ってる！！……でも言葉が上手くでないんだよ！」



「じゃあ今なにすべき？」

「えっ？」

「考えてるならわかるでしょ？」


いつもこいつはいいアドバイスをくれる。


「…うん！テヒョナ！ありがと！」

「Aにも素直にぜーんぶ言えよ？笑」

「わかってるよ！じゃあな！」

「おう！」


テヒョナっていつも四次元すぎてわからなくなるけどこういうときはしっかりアドバイスしてくれるから。

いい友達もったな。


よし！ちゃんと言おう！


あいつを探しに廊下を駆ける。


あそこにいるかな？









待ってろよ。ちゃんと言うから。

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