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栞「何をどうしたらAは登坂さんを受け入れるの?」









栞のその言葉はもうすっかり
私が広臣を今でも想っている前提で、




「この人、って思える相手なんじゃないの?」




なんて言うから、

思い出してしまった。








広臣の昨日の言葉。

「お前は運命の相手だって思うから」









あぁ、そうだ。
忘れてた。


私にとっても、
広臣は運命の相手だった。









あの頃の私は
この恋は本物だ、って
馬鹿みたいに信じていた。









『そうだよ。この人だ、って何度も思った』









栞は「過去形なんだ」って
言いながら、
いつの間にか空になった
お皿を端に避けて

パッと私を見て






「おせっかいはここまでにしとくね。こっからは自分で考えなよ」






って視線を食後のコーヒーに移した。









.









栞「じゃあ、また明日会社で」

『うん、ありがとね』









栞と別れたのは日が暮れ始めた頃。


ふと携帯を見るけど
特に誰からも連絡はない。


広臣は昨日の今日だし。

隆二くんは、待つって言ってたし。





私はただ悩み続ければいいのかな。









〜♪♪♪









駅から家までの道。

ふいに耳に入ったのは
CDショップから聞こえる
広臣と隆二くんの歌声。




…これ、広臣と付き合ってた頃、
よく聴いてたな。

リフレイン…



あの頃は歌詞と同じように
離れ離れになっても
相手の幸せを願えると思ってた。







" しあわせでいて欲しい "









さっきの栞の言葉を思い出した。



" しあわせでいて欲しい " なんて

綺麗事だ。









しあわせになんか、


ならないで。





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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣 , 今市隆二   
作品ジャンル:恋愛
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あーの(プロフ) - 続き待ってます! (2020年2月22日 17時) (レス) id: adeeb0f676 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 続きが気になって気になって、、、更新はないのでしょうか?お願いします!! (2019年3月17日 18時) (レス) id: 89c6b2d0a5 (このIDを非表示/違反報告)
んだ - どっちとくっつくか続きが気になります!更新待ってます! (2018年8月19日 2時) (レス) id: d2a87cea11 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 続き楽しみです! (2018年7月22日 16時) (レス) id: ceec7f6152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃき | 作成日時:2017年5月24日 15時

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