the day 4《 臣隆 》

days in a long-distance【Ryuji】 ページ20

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伝えたい想いがあった。



言葉にしなきゃ伝わらないからさ、


言わせて欲しいんだ。









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仕事で3ヶ月、福岡へ行くことになったA。




日々の会話の中で
彼女がどれだけ仕事に誇りを持っているか、
どれだけ仕事が好きか、分かってる。




だからこそ、
行くべきだと思った。









『ご飯、いつ行こうか』

隆二「日曜は？」

『あー、私その日予定あるんだ』









なかなか最後の飯デートの
予定が決まんなくて
結局、今週の金曜日。

お互い飲み会の後に
２軒目から集合！って。




もう、決めてた。


絶対Aが福岡に行く前に
気持ちを伝える、って。

この関係も心地良いけど
先に進みたい。






初めて会った時からAは
目の離せない人で、

すぐにそれが恋だと気づいて、

だけどどう考えても
俺に気のない彼女を
何度か諦めようと思ったけど

やっぱり浮かぶのはAだし、
気づいたら電話とかしてるし



その度に痛いほど感じる。


好きだ。








電話の向こうの笑い声も、

たまにする理解し難い例え話も、

変なところで物知りなところも、

1歩近づくと2歩離れる心の距離も、


全部、引っ括めて、


好きだ。






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