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「急にどうしたの?」
臣「んー、ごめん。」
部屋にやってきたのは
もうすぐ付き合って1年になる彼女。
臣「…俺ら、別れよう」
すんなりと言葉にできなかったのは
そう言われる苦しさを知っているから。
「え?」
臣「ごめん。」
「どうして?何か気に障ることした?」
臣「違う、ごめん。」
「じゃあ、どうして」
ごめんしか言えない俺に彼女は
「ごめんじゃ、足りないよ」
と涙を流した。
「会う時間だって頑張って作るし、」
臣「そうじゃない。」
「どうして欲しいの?…どうして欲しかったの?」
臣「俺が悪いから。ごめん。」
「理由になってないよ…」
あの時の俺もそうだった。
自分ではどうしようもできない別れを
どうにかしてなかったことにしたくて、
必死に解決策を探したけれど
答えはなくて、
Aは目の前から消えた。
「もう、無理なんだよね。」
臣「ごめん。」
彼女の大きい瞳が揺れていて、
胸が痛んだ。
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ねーやん(プロフ) - お久しぶりです(^ー^)大変でしたね( 。゚Д゚。)5章も楽しみに待ってます(^ー^) (2017年5月23日 22時) (レス) id: 17d749540e (このIDを非表示/違反報告)
すまいる - 続きが早く読みたいです。 (2017年5月16日 15時) (レス) id: 9729cafb7d (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 臣くん!がんばれー諦めるな! (2017年5月12日 8時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - さのんかさん» さのんかさん⇒ありがとうございます!臣くんおせおせ(笑)私も書きながら思っちゃってますwこれからもよろしくお願いします! (2017年5月12日 2時) (レス) id: 8c3f511bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - 藍虹さん» 藍虹さん⇒ありがとうございます!臣くんファンからの隆二押し、すっごい嬉しいです!!私の中の隆二はとことん優しい人なんでこんな感じになっちゃいました(笑) (2017年5月12日 2時) (レス) id: 8c3f511bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃき | 作成日時:2017年4月10日 16時