信じて、待とう ページ3
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臣「本当ごめん」
事務所で今後の対応策を話し合った後、
臣くんから電話が来た。
開口一番、謝る臣くん。
『ううん。』
臣「どうしても今はこうするしかない、って。」
『そうだよね。あ、部屋･･･まだ向こうの部屋契約してるから、しばらく向こう行くね』
臣「本当ごめん。」
『ううん。』
臣「しばらく会えないかもしれないけどさ、連絡はするから。」
会えないのか、とガッカリしてしまった私は
事の重大さを理解してないのかな。
臣「あとさ、変な気起こしてまたいきなり消えたり、別れるとか言うなよ」
『え、言わないよ。』
臣「なら、いいけど。こんなんで別れたりしないから。」
会えないのは寂しいけど、
別れない、という臣くんの言葉は
そんな私を安心させてくれた。
清水「電話、終わった？」
『はい』
清水「じゃ、タクシー呼んでるから今日はもうそれで帰っちゃっていいよ」
事務所を後にして、
タクシーで家へ向かう。
…また、戻ってきちゃった。
来週あたり大家さんに
解約の話をしようと思ってたから
ギリギリセーフ。
やっぱり契約はそのままにしとこう。
そんなことを考える余裕のある私を、
以前の私なら
「臣くんのこと好きじゃないのかな？」
なんて思ってしまっていたけど
今は違う。
臣くんを信じているから、
平気なんだ。
信じて、待とう。
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kaomi(プロフ) - 面白くて一気に読ませていただきました！これはもう続きはない感じなのでしょうか？もしまだ書いても良いと思っているのでしたら是非お願いします。楽しみに待ってます。 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: f248c983cc (このIDを非表示/違反報告)
美晴(プロフ) - 本当に面白かったです！表現の仕方が上手でわかりやすくて！初めてちらっと読んでからオールして完結まで読ませていただきました！ (2018年1月29日 22時) (レス) id: 9037e21257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃき | 作成日時：2017年4月2日 18時
