60話 何故？ ページ14
ベニマル「確かに緊急時の対処はまだ万全とは言えないが.....。
Aが危険だろ？下手したらそのまま死にかねないし」
甘党のこちらのことを考慮した優しい言葉に、常識人達が頷く。
これぞ大人の対応。
凛曰く残念秘書の一本角さんはサンドイッチを頬張っているが、否定はしないので
甘党側と捉えていいだろう。
問題は、天災ピンクだ。凛が不服そうなのは放っておいても、面白そうだと目を輝かせている
天災ピンクには危機感しか感じない。
凛「えー....でも、A見るの好きって言ってたし。さっきは否定したけど、
邪魔になるとか、皆に迷惑かかるとか、きっとそんな理由だよ？
第一、そこら辺はミリムが上手く調節するでしょ。ミリム天才だもん。ねぇ？」
―――と思っていたのだが、どうやら私は脅威を誤認していたようだ。
私の本音を言い当て、さりげなく天災ピンクを持ち上げてみせる姿には、心底驚いた。
案の定、それで彼女は乗り気になったようだ。
「うむ、任せろ！」なんて上機嫌に胸を張っている。
マジか。見直したよ凛、お前意外と頭良かったんだな。
そして、その一手の効果は絶大だった。
流石のリーマン達も、やる気満々の天災ピンクの意志を覆すのは難しいのだろう。
甘党とリーマンは苦笑してるし、恩人やハクロウさんは無言だけれど、
仕方ないので従おうみたいな、今すぐ立ち上がりそうな雰囲気がある。
残念秘書さんに関しては、普通に大剣出して意気込んでた。
リムル「もっかい聞くけど、いいのか？ミリムもこう言ってるし、
人を守りながら戦う練習をするってのは俺も悪くないと思うが....
恐らく、いやこの際ハッキリ言うが、今の俺等じゃ守り切れないぞ？」
はじめる前の、最終確認。
こういうのがあるのは本当にありがたい。
この流れで言うのもなんだが、私は絶対に御免だ。
誰がこんなハイリスクノーリターンな話請け負うか。
さっさと断って、帰ろう。
リーマンが、いつになく真剣な表情で私を見る。
大丈夫ですよ。はい。
『私は皆さんの邪魔になると思っています。
これは確証です。今の私じゃ、突っ立ってるのがやっとでしょう。』
一回だけ、深呼吸する。
見つめられるのにも慣れてないのに、こんな大勢の視線が自分に集まっているのだ。
緊張するに決まってる。
『だから、その、言いづらいんですが....』
【――――。】
『――――私は、守られる役に徹します。』
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ななか - これは誰落ちですか？ (2022年2月9日 23時) (
レス) id: ffd4f837c8 (このIDを非表示/違反報告)
あ - はぁさん» それは、あなたが第三者と言う視点で見ているからではないですか？とても良いことだと思いますよ (2021年12月18日 23時) (レス) @page42 id: 8387e28010 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - めっちゃ好きだから更新待ってます！ (2021年11月1日 9時) (レス) @page43 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
はぁ - オリ主にも凛にも感情移入ができない。どういう思考回路してるんだと思う。まともな人間じゃない (2021年10月3日 19時) (レス) @page39 id: b4976d2346 (このIDを非表示/違反報告)
ハック - 続き・・・(ﾁﾗｯ) (2021年9月15日 19時) (レス) id: 0c5e7e9ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tacoloss | 作者ホームページ：http://201511ｋｂ
作成日時：2019年8月15日 15時
