お皿が7枚 ページ8
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潔「え、俺たちは別に何も…」
蜂「あれ、もしかして怖がらせちゃった?」
『(的を射た発言ですね!!100点!!)』
少女は不測の事態に耐えきれなくなったのか、心の中が荒れまくっていた。
それはもう尋常じゃないほどに。
凪「A、この人たちが言ってることホント?」
凪誠士郎にそう言われ、少女は急いでメモ帳にペンを走らせた。
――――ホントです。私がビックリしちゃっただけで、お2人は何もしてません。
凪「あ、そうなんだ。」
さっきの覇気が嘘のように無くなり、いつもの気怠げそうな彼に早変わりした。
凪「ごめんなさいでした。」
潔「あ、いや、俺たちも怖がらせてごめんな。」
蜂「ごめんね?」
2人が少女に謝ると、首がもげそうなぐらい少女は首を振った。
凪「(…もげちゃいそう。)」
がしっ
潔「(あ、掴まれた)」
蜂「(あ、掴まれた)」
凪誠士郎が少女の頭を掴んだことにより、少女の動きは止まった。
『(首もげそうだった…。)』
少女、ちょっと反省した。
――――助けてくれてありがとうございました。
凪「ううん、別にいいよ。」
――――いえいえ、いつもお世話になっているのに申し訳ありません。
凪「律儀だね。」
――――当然です。あの、何か私に恩返しさせてもらえませんか。
凪「恩返し?」
――――なんでもいいですよ?マッサージ、身の回りの整頓、…
少女からの提案に凪誠士郎は少々戸惑った。
言われてみるとすぐにはなかなか思いつかないらしい。
凪「髪…いつ切るの?」
――――明後日です。
凪「じゃあ、髪切ったら真っ先に俺んとこ来て見せて?」
約束だよ?と言いながら少女の小指に口づけた。
『〜っ!!??!///』
顔から湯気がでそうなぐらい真っ赤になる彼女を見て、凪誠士郎は微笑んだ。
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シア - 最新待ってます‼︎ (8月19日 17時) (レス) id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 赤だか青だかわからないさん» 勿論です!! (2023年3月23日 18時) (レス) id: d7649bd437 (このIDを非表示/違反報告)
赤だか青だかわからない - わたくしも行かせてくださいません? (2023年3月23日 16時) (レス) id: 2f74d2ec43 (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - らーさん» 良ければ一緒に探しに行きませんか?(笑)更新頑張ります! (2023年3月23日 15時) (レス) id: d7649bd437 (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» ホント、まじでそう思ってます(笑)更新、頑張りますね。 (2023年3月23日 6時) (レス) id: d7649bd437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴瑛 | 作成日時:2023年3月22日 23時